争奪
そうだつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #19421 · 青空 131 例
標準
struggle (for)
文例 · 用例
しかし、それから十年も経ないうちに、又、今度は××を中心にして資本の属領争奪戦が次第に鋭くなってきた。
— 黒島伝治 『反戦文学論』 青空文庫
しかし、堺屋の妻は、折角楽しんでいた子供が女であることやら、木下の生みの母との争奪戦最中の関係からか、娘の出生をあまり悦びもせず、やはり愛は男の子の木下に牽れていた。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
にぎりめし争奪戦参加の権利は放棄するつもりだからね。
— 太宰治 『たずねびと』 青空文庫
やっ、飛びつく、飛びつく、 血みどろな、敗れてもなお弾き立つ情念、老いてもまだ衰えぬ生存慾、力尽きて海中に噬み落された弱者、老大獣の必死の争奪戦。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
が、とにかく、三万頭の膃肭獣により成る数千百のハーレムにおける割拠、争奪、保護、飛血、生殖、哺乳の大歓楽境|大修羅場を現出する。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
頭山翁が玄洋社を提げて、筑豊の炭田の争奪戦をやらせている頃、福岡随一の大料理屋|常盤館で、偶然にも玄洋社壮士連の大宴会と、反対派の壮士連の大宴会が、大広間の襖一枚を隔ててぶつかり合った。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
だから彼も必然的に頭山満と交を結んで、濛々たる関羽髯を表道具として、玄洋社の事業に参劃し、炭坑の争奪戦に兵站の苦労を引受けたり、有名な品川弥二郎の選挙大干渉に反抗して壮士を指揮したりした。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
そんな連中は有為果敢の材を抱きながら官途に就く事が出来ず鬱勃たる壮志を抱いたまま明治政府を掌握している薩長土肥の横暴振り、名利の争奪振りを横目に睨んでいた。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫