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消魂

しょうこん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
losing energy (e.g. because of sadness)
文例 · 用例
ボンヤリしているのも智恵がないから、不忍の池の溢れた水中をジャブジャブ漕いで、納涼博覧会などを見物し、折から号外号外の声|消魂しく、今にも東都全市街水中に葬られるかのように人を嚇す号外を見ながら、午前十一時五十五分、今度は首尾よく上野出発。
押川春浪 本州横断 癇癪徒歩旅行 青空文庫
「何がそんなに面白いかえ」……かう消魂しく叫んで手古奈に走り寄つたは、太都夫の妹|眞奈であつた。
伊藤左千夫 古代之少女 青空文庫
おつぎは勘次の居ない時は牝鷄が消魂しく鳴いて出れば直ぐに塒を覗いて暖かい卵の一つを採つて卯平の筵へ轉がしてやることもあつた。
長塚節 青空文庫
そうして、無言のままに再びそこを出て、家に飼ってあるが俄かに物におどろいたように消魂しく叫んだ。
捜神後記(六朝) 中国怪奇小説集 青空文庫
歳の暮に差し掛かっているので、町内々々でも火の用心をしていたことであろうが、四ツ時という頃おい、ジャン/\/\/\という消魂しい※り半鐘の音が起った。
浅草の大火のはなし 幕末維新懐古談 青空文庫
時々|咽喉でも締られるように、消魂しく※々と啼き立てる其の声尻が、軈てかぼそく悲し気になって、滅入るように遠い遠い処へ消えて行く――かとすれば、忽ち又近くで堪え切れぬように啼き出して、クンクンと鼻を鳴らすような時もあり、ギャオと欠びをするような時もある。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
」 とザッと水を覆ける時、何処の部屋から仕掛けたベルだか、帳場で気短に消魂しくチリリリリリンと鳴る。
二葉亭四迷 平凡 青空文庫
そしてそれっきりで二人がうとうととしかかった時、絞め損った鶏を飛ばしたような消魂しさで、引き裂かれるような悲鳴が、耳のつけ根で爆発した。
里村欣三 放浪の宿 青空文庫
作例 · 標準
恋人を失った彼は、三日間食事も喉を通らず消魂の体であった。
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故郷が戦火で焼失したと聞き、老人は消魂として立ち尽くした。
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失意の底にある友人を、消魂の状態から救い出すのは容易ではない。
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2
標準
being absorbed (in something)
作例 · 標準
彼は新調した望遠鏡で星空を眺めることに、すっかり消魂していた。
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彼女は古い手紙を読み返すうちに、若き日の思い出に消魂してしまった。
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研究者は新種の発見に消魂し、昼夜を忘れて観察を続けた。
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