砕く
くだく
動詞-五段-カ行動詞-他動詞頻度ランク #38845 · 青空 1120 例
標準
to break (into pieces)
文例 · 用例
橙紅色の丸薬のような実の落ち散ったのを拾って噛み砕くと堅い核の中に白い仁があってそれが特殊な甘味をもっているのであった。
— 寺田寅彦 『郷土的味覚』 青空文庫
かくはかなき事して見せつれば、甥なる子の小さきが真似て、姉さまのする事|我れも為とて、硯の石いつのほどに持て出でつらん、我れもお月さま砕くのなりとて、はたと捨てつ。
— 樋口一葉 『あきあはせ』 青空文庫
男滝の方はうらはらで、石を砕き、地を貫く勢、堂々たる有様じゃ、これが二つ件の巌に当って左右に分れて二筋となって落ちるのが身に浸みて、女滝の心を砕く姿は、男の膝に取ついて美女が泣いて身を震わすようで、岸に居てさえ体がわななく、肉が跳る。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
車の轍を取つて引くものは、地でなく、草でなく、石でなく、森の壁を打つて、巌の柱に砕くる浪である。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
南北の流れにては月の出づるところ東岸に迫られて妙ならねど、東西の流れにては月は直に河水の水面よりさし昇るところなれば、見渡す眺めも広※として、浪に砕くる清き光の白銀を流すが如くいと長く曳きてきら/\と輝くなど、いふにいはれぬ趣きあり。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
紫色の服を着た女はやはり同じ写真の中に現われた黒い式服の中年婦人の変形であるとしたところで、瀬戸物を踏み砕く一条だけは説明困難である。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
あるいは葬式や嫁入りの門先に皿鉢を砕く、あの習俗がこんな妙な形に歪曲されて出現したのかもしれない。
— 寺田寅彦 『三斜晶系』 青空文庫
その痛さより、身は砕くるかと思へども、なほも命はあらしゃった。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
作例 · 標準
氷を細かく砕いて、グラスに入れた。
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彼は怒りに任せて、コップを壁に叩きつけ砕いた。
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工事現場では、大きな岩石を機械で砕いている。
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標準
to shatter (someone's hopes, confidence, etc.)
作例 · 標準
たった一言が、彼の長年の夢を打ち砕いた。
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度重なる失敗は、私の自信を砕くのに十分だった。
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その悲報は、多くの人々の希望を砕くものだった。
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標準
to simplify
作例 · 標準
難しい専門用語を砕いて、分かりやすく説明してくれた。
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この本は、複雑な歴史を子どもにも理解できるように砕いて書かれている。
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彼は話を砕いて、要点だけを伝えた。
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