暈け
ぼけ異読 ボケ
名詞頻度ランク #14309 · 青空 0 例
標準
blur
文例 · 用例
うしろは青みどろの混沌に暈けて二ひきとも前胴の半分しか見えない。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
その鰹の肉片が片側藁火に焙られて、不透明な焼肉の色から急速に生身の石竹色に暈けてゐるのをまじ/\と見詰めながら、桑子は師匠に云つた。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
先生の消息が暈けているうちは、まだ安心しているとは言いながら、心の底の方では重苦しく気がゝりでありましたが、こう事が顕わになって来ますと、却って気持がさっぱりしてしまって、たゞ上辺だけ、義務観念のように何とかしなくちゃなるまいと忙しそうに思うだけでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
越し方のことを考えても縹眇とした無限の中に融け、行く末のことはいよ/\思い定められぬ晦冥の中に暈けております。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
潤み霞んだ眼には停車場の赤や青の燈火が水に映る影のように暈けて揺れていた。
— 佐左木俊郎 『汽笛』 青空文庫
裾が朦朧と暈けている。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
裾の辺が朦朧と暈け、靄でも踏んでいるのだろうか?
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
四方が明るく暈けて来た。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
作例 · 標準
写真の背景に綺麗な暈けを作ることで、被写体の表情をより強調することができる。
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「このレンズは暈けが柔らかくて、ポートレート撮影には欠かせない一本なんだ」
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彼は絵画に微妙な色の暈けを取り入れることで、奥行きと幻想的な雰囲気を表現した。
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