悪念
あくねん
名詞
標準
evil thought
文例 · 用例
この悪念でも、さすがは婦で、包を結えましたは、継合わせた蛇の脱殻でござりますわ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
悪念、邪心に、肝も魂も飛上って……あら神様で、祟の鋭い、明神様に、一昨日と、昨日、今日……」 ――誓ただひとりこの御堂に――「独り居れば、ひとり居るほど、血が動き、肉が震えて、つきます息も、千本の針で身体中さすようです。
— 泉鏡花 『神鷺之巻』 青空文庫
御身の悪念は此の片面鬼三郎が受継ぎたり。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
今の世の悪念は後の世の正道たるべし。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
日夜悪念去らず、妄執に繋縛さるる者の企て及ぶべからざる、いわゆる不言して名教中の楽土に安心し得る者なり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
ここにいえる妖巫、英語でウィッチ、伊語でストレガ、女人殊に老女が、左道を修め鬼魅に事え、悪念を以て人畜を害する者で、中には世襲の妖巫輩出する部落も家族もある。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
もっとも本統の邪視のほかにインドでナザールというのがあって、悪念を以てせず、何の気もなく、もしくは賞讃して人や物を眺めても、眺められた者が害を受けるので、予これを視害と訳し置いたが、これは経文に因って見毒と極めるがよかろう。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
もっとも本統の邪視のほかに、インドでナザールというのがあって、悪念を以てせず、何の気もなく、もしくは賞讃して人や物を眺めても、眺められた者が害を受けるので、予これを視害と訳し置いたがこれは経文に拠って見毒と極めるが良かろう。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
例文1
例文3
例文5
例文7