害意
がいい
名詞
標準
malice
文例 · 用例
然るに此時まで、海蛇丸は別に害意ありとも見えず、たゞ其甲板からは絶えず探海電燈の閃光を射出して、或は天空を照し、或は其光を此方に向け、又は海上の地理形况等を探るにやあらん、我が弦月丸が指して行く航路の海波を照しつゝ、ずん/″\と前方に駛り去つた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
一揆討伐に誠意の無いことは一揆方に意を通わせて居て、そして味方に対して害意を有っているので無くて何で有ろう。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
何にも知らない故に自分に害意を有してゐる人の爲めに、あつたらの骨折をする。
— 木下杢太郎 『少年の死』 青空文庫
その者の名前はパーカーと云い、咽喉を締めて追剥するのが稼業、別に大して害意のある男でもなく、口琴の名手だ。
— コナン・ドイル 『空家の冒険』 青空文庫
」 と、平馬は最早、全く、害意のない調子で訊ねかける。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
雪之丞は、相変らず、焦立ちも見せず、含笑って、「最初は、ちょいとばかり、気に病みましたが、どうせ、気がつかずにはいませなんだ――矢を射かけられれば、射手の在りかはわかりますからねえ」 むしろ、旧友に、なんの害意も持ち合わせず、めぐり合ったときででもあるような、しずかな答。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
天使がヨセフに現れ、ヘロデの害意を告げ、赤ん坊をつれて速かにエジプトへ行けと勧めた。
— 野上豊一郎 『処女の木とアブ・サルガ』 青空文庫
それで世界の雪の本場である日本でも、もうそろそろ雪害意識から脱却してもよい頃である。
— 中谷宇吉郎 『大雪山二題』 青空文庫
作例 · 標準
警察は、現場の状況から容疑者には明確な害意があったと結論付けた。
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彼の視線から、こちらに向けられた紛れもない害意を感じ取った。
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彼女は「単なる操作ミスで、システムを破壊するような害意は一切なかった」と強く主張した。
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同僚が自分に対して抱く害意の源が、彼にはどうしても理解できなかった。
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