穎敏
えいびん
名詞
標準
sharp (mind)
文例 · 用例
そうではあるが他の点では御想像が穎敏で、薫の気持ちをよく理解され、悲しみも慰めるに足るほどな言葉をお出しになった。
— 早蕨 『源氏物語』 青空文庫
元来婦人の性質は穎敏にして物に感ずること男子よりも甚しきの常なれば、夫たる者の無礼無作法粗野暴言、やゝもすれば人を驚かして家庭の調和を破ること多し。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
この試験、はたして有効のものならば、医学部には必ず音学をもって一課となし、青年学生の聴機穎敏なる時に及びて、これに慣れしめざるべからず。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
右のほか、驕傲と勇敢と、粗野と率直と、固陋と実着と、浮薄と穎敏と相対するがごとく、いずれもみな働きの場所と、強弱の度と、向かうところの方角とによりて、あるいは不徳ともなるべく、あるいは徳ともなるべきのみ。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
これを譬えば石の地蔵に飛脚の魂を入れたるがごとく、中風の患者に神経の穎敏を増したるがごとし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
即ち我が徳義を円満無欠の位に定め、一身の尊きこと玉璧もただならず、これを犯さるるは、あたかも夜光の璧に瑕瑾を生ずるが如き心地して、片時も注意を怠ることなく、穎敏に自ら衛りて、始めて私権を全うするの場合に至るべし。
— 福沢諭吉 『日本男子論』 青空文庫
然かのみならず国の徳義の一般に上進すると共に、品行論はいよいよ穎敏となり、天下後世の談にあらずして、いやしくも不品行者とあれば今日の社会に許されざるを常とす。
— 福沢諭吉 『日本男子論』 青空文庫
我輩は直ちにその人を咎めずして、我が習俗の不取締にして人心の穎敏ならざるを歎息する者なり。
— 福沢諭吉 『日本男子論』 青空文庫
作例 · 標準
その若き天才は、穎敏な頭脳で次々と新たな発明を生み出した。
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彼は穎敏な読みで相手の策略を見抜き、見事な逆転勝利を収めた。
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穎敏な感性を持つ芸術家は、他者には見えない世界を描き出す。
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