流弾
りゅうだん
名詞
標準
stray bullet
文例 · 用例
」 俊は、流弾に脚をうたれていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
そのとき、日向の延岡で流弾にあたって左の足に負傷しまして、一旦は訳もなく癒ったのですが、それからどうも左の足に故障が出来まして、跛足という程でもないのですが、片足がなんだか吊れるような具合いで、とうとう思い切って明治十七年から辞職することになりました。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
偽の万里小路侍従は、流弾に斃れた。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
しかし、外界にはどこ製のものか分らぬ流弾が絶えず飛んでいる。
— 横光利一 『スフィンクス(覚書)』 青空文庫
」 禿げた頭の鉢は大きく開き、耳の後ろから眼尻にかけて貫通した流弾の疵痕が残っている。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
」 と、その隊士は、不審そうにお千代を見たが、「いや、沖田総司なら……」 しかしその時、流弾が、隊士の胸を貫いた。
— 国枝史郎 『甲州鎮撫隊』 青空文庫
――「流弾のおそれがあります。
— 神西清 『少年』 青空文庫
」「わたしは、甲種の籤脱れでなあ」 その男の話で、旧親方の浜尾市造が、一儲け企らんで、軍夫長で渡満し、奉天戦のとき、流弾にあたって、戦死した消息を聞かされた。
— 火野葦平 『花と龍』 青空文庫
作例 · 標準
戦場から離れた村に流弾が飛んできて、民家の壁に大きな穴を開けた。
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市街地での銃撃戦では、罪のない市民が流弾の犠牲になるリスクが極めて高い。
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狩猟中に誤って発射された流弾が近くの作業員に当たり、重傷を負わせた。
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