分館
ぶんかん
名詞
標準
annex (to a building)
文例 · 用例
僕が各教場を通って廊下に出て、玄関の側を歩んで来ると、ちらりと眼に映ったものは、分館の玄関のわきに一台の人力車の傍に立っている車挽と、これを隔つること一間ばかり傍に、袋を手にしている四十ちかくの婦人であった。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
」「今日の急務は郡庁所在地に郡立図書館を設け郡内各町村と各公立学校とに分館を設くるに在り。
— 佐野友三郎 『学校教育における図書館の利用』 青空文庫
」「郡は図書館及び分館の維持費として郡税を課すべしとの条件の下に、郡立図書館建設のために五万ないし十万円を寄附するは中産者のために、自ら不朽の紀念碑を設くる所以となると同時に、少なからざる公益をなすに好機会なりというべし。
— 佐野友三郎 『学校教育における図書館の利用』 青空文庫
同館の蔵書は趣味の如何を論ぜず、全ての郡民に読物を供給するに足り、その閲覧室は全ての郡民に開放せられれ各村及び十字街頭に約二十カ所の分館を設け郡の公立学校を書籍配給の仲介に充つ。
— 佐野友三郎 『学校教育における図書館の利用』 青空文庫
各郡庁所在地に郡立図書館を、郡内各村及び各学校に分館を設けなば、州はこれを一定の系統に組織し、州の首都に州立図書館を設け、全ての州民のためにこれを開放し、これによりて郡立図書館を補充することを得べし。
— 佐野友三郎 『学校教育における図書館の利用』 青空文庫
例によつて分館の教室は暗く汚なかつた。
— 久米正雄 『受驗生の手記』 青空文庫
山中湖畔の清渓寮は日本青年館の分館で、全国の青年に親しまれている山小屋風な建物である。
— 第五部 『次郎物語』 青空文庫
女を一切寄せつけないこの厳格な所へ、こんなふうに押しつけがましくやってこようといたしますまでには、それはそれは、ずいぶんかんがえぬきましたのですが、やはりこうするほかはありませんでしたのよ。
— 久生十蘭 『葡萄蔓の束』 青空文庫
作例 · 標準
中央図書館の蔵書がいっぱいになったため、希少な古文書などは新しく建設された静かな分館へ移動された。
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市立図書館の分館は自宅から歩いてすぐの場所にあるので、仕事帰りに予約した本を受け取るのに便利だ。
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美術館の分館で開催されている現代アート展は、若手作家の実験的な作品が多く展示されており非常に刺激的だ。
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