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石部金吉

いしべきんきち
名詞
1
標準
man of incorruptible character
文例 · 用例
男性では頑冥不霊の石塔の鼻や、微塵も色気の無い石部金吉の鼻、鉄のように頑強な性質、又は銅臭に囚われた人、或は金ピカ自慢の方なぞがこの部類であります。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
私はその手つきを見るたびに、いかに風采が上らぬとも、この手だけで岡惚れしてしまう年増女もあるだろうと、おかしげな想像をするのだったが、仲居の話では、大将は石部金吉だす。
織田作之助 世相 青空文庫
それほどの石部金吉なむっつり右門が、今回の四番てがらにばかりは珍しくも色っぽいところも少少お目にかけることになりましたから、まことに春は価千金、あだやおろそかにはすべからざるもののようです。
青眉の女 右門捕物帖 青空文庫
且、その當時は、石部金吉の名で通つてゐただけ、同門婦人の間に評判がよく、その一人の如きは、渠が北海道の故郷に歸つたのを追ツかけて來て、慇懃を通じようとしたが、渠にはね附けられてしまつた。
放浪 泡鳴五部作 青空文庫
東京で石部金吉と云はれてゐた時、歌を縁にいろんな申し込みがあつたこと。
放浪 泡鳴五部作 青空文庫
無骨一偏の者が測らぬ時に優しき歌を詠うとか、石部金吉と思われた者に艶聞があるとか、いずれも人生の表裏であるまいか。
新渡戸稲造 自警録 青空文庫
」「どうぞ一眼見たいものだ」「いずれ美人に相違あるまい」「石部金吉の若殿をころりと蕩した女だからの、それは美人に相違ないとも」「いやいや案外そうではあるまい。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
「ピューリタン」というのは、第十七世紀にイギリスに起ったプロテスタントの信者たちの中で、厳格で清潔な道徳生活を送った仲間であるが、禁酒禁煙をはじめ、観劇、音楽、その他の娯楽を排斥したことから、現代でもプロテスタント信者の「石部金吉」流な生活態度を批評して、「ピューリタン」と呼ぶものがあるのである。
矢内原忠雄 キリスト教入門 青空文庫
作例 · 標準
その政治家は、長年にわたり石部金吉として知られ、多くの人々の尊敬を集めた。
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現代のビジネスリーダーに求められるのは、単なる手腕だけでなく、石部金吉たる姿勢であろう。
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彼は本当に石部金吉だから、安心して仕事を任せられるよ。「裏表のない、まさにあの人だね」と妻も言っていた。
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辞書には「石部金吉」という言葉があるが、現代社会でその理想を体現する人物を見つけるのは容易ではない。
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