叛意
はんい
名詞
標準
spirit of rebellion
文例 · 用例
大小は違ふが此類の事の諸国にあつたのは時代的の一現象であつたに疑無いけれど、これでは叛意が有る無いにかゝはらず、大盗の所為、又は暴挙といふべきものである。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
この至誠殉法の一語は、民会に諭す百万言よりも彼らの叛意を翻すに殊効があったろうと思う。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
宗麟は親宏に叛意なきことを認めて、当主義統にその指図をしたのである。
— 日本の悲劇 『鎖国』 青空文庫
――采女には叛意はなかった。
— 第四部 『樅ノ木は残った』 青空文庫
――それをまたご意見もせず、かえって使嗾する側臣などもおりますために」 それからなお、過去にまでさかのぼって、光圀の在職中に、叛意のきざしがあったのを諫言したとか、また後嗣の当主も、病弱でほとほと困るとか、吉保へ詫びるがように見せかけて、実は検校に虚構を信じさせるべく努めた。
— 吉川英治 『梅里先生行状記』 青空文庫
一片の条約文というものを、それほどまで絶対に信じていながら、彼はたちまち主君の信長にむかって叛意を明らかにしたのであった。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
――十二年の久しきあいだ、織田家を悩ませた本願寺の黒幕の謀将を、おゆるしも仰がず、匿うなどという行為は、明らかなる叛意と申されても仕方がないではございませぬか。
— 第六分冊 『新書太閤記』 青空文庫
覇道独裁の強権がしかれることを世間は待望していると思います」 程※のいう裏には、明らかに朝廷無視の叛意がふくまれている。
— 臣道の巻 『三国志』 青空文庫