犯意
はんい
名詞
標準
criminal intent
文例 · 用例
しかもこちらが「なんで断わりもなく変えた」と血相を変えているのに、編集者の側にはさっぱり犯意がない。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
責任無能者ノ行為、犯意過失無キ行為ニ対シテモ正当防衛ハ成立スル。
— 浜尾四郎 『夢の殺人』 青空文庫
尤も犯意ある場合と過失との間には、不誠実から来る半作為兼半過失がある。
— 戸坂潤 『認識論とは何か』 青空文庫
そんな嫌疑を博士にかけるのがそもそも気ちがい沙汰であるのに、気負いたって彼を取り囲んだ迫害者たちは、博士自身の口からどうしても犯意を告白させようということの他には、なにも考えなかった。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
しかし訴訟の進行そのものは、エセックスの犯意を証明する点へは一歩も近づかなかった。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
刑罰は特権剥奪から終身刑乃至主要な情動の摘出まで幅広く、注意深く犯意を検討して初めて執行された。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『時間からの影』 青空文庫
ハッキリと言うが……何度でもハッキリと繰り返すが、私の犯意は決して偶然でもなければ発作でもない。
— 橘外男 『陰獣トリステサ』 青空文庫
「他あやん、おまはんいったい幾つやねん?
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫