破廉恥
はれんち異読 ハレンチ
形容動詞名詞頻度ランク #42274 · 青空 259 例
標準
shameless
文例 · 用例
すると太田ミサコは、ソファに片脚あげて、ストッキングを結んだ華美な薔薇の花模様の結び目をゆるめると、「いくら破廉恥でも淫売婦の逢い曳じゃないのよ。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
幹太郎は、その時、親爺の破廉恥さ加減に、暫らく唖然とした。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
どうだ、衆目の見る処、貴様は国体のいかんを解さない非義、劣等、怯奴である、国賊である、破廉恥、無気力の人外である。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
私は私の過去に犯した大罪を、しらじらしく、小説に組みたてて行くほどの、まだそれほどの破廉恥漢ではない。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
しかし、私も若干|馬齢を加えるに及び、そのような風変りの位置が、一個の男児としてどのように不面目、破廉恥なものであるかに気づいていたたまらなくなりまして、「こぞの道徳いまいずこ」という題の、多少、分別顔の詩集を出版いたしましたところ、一ぺんで私は完全にダメになりました。
— 太宰治 『男女同権』 青空文庫
星光にすかしてこれを見た時、その時自分は全たく夢ではないかと思っただけで、それを自分が届け出るとか、横奪することが破廉恥の極だとか、そういうことを考えることは出来なかった。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
その困難な戰ひを乘り切る爲には、卑屈も、醜陋も、追從も、奸譎も、時としては不道徳的な破廉恥さへも、あへて爲さなければならないのである。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
人が人に對して不徳な行爲をしたり、下劣な感情をまじへたり、正義に背いたことを行つたり、破廉恥の所業をしたり、或はまた恥づべき邪淫の慾望を起したりしたあとに必ずやつてくる、あの足のない幽靈の出現である。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
作例 · 標準
彼の破廉恥な行動は、集まった人々に衝撃を与えた。
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公共の場でそんな破廉恥なことをするなんて、信じられない。
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議員の破廉恥な疑惑が報道され、国民の信頼を失った。
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ウィキペディア曖昧さ回避
破廉恥(はれんち)とは、「廉恥(心が潔白・正直で、恥を知る心が強いこと)」を破る、すなわち、恥を恥とも思わず、恥ずかしいことを平気ですること、またそのさま。恥知らず。「ハレンチ」と片仮名表記されることも多い。 漫画「ハレンチ学園」の流行により、性的(エッチ)といった意味合いが付加されていった。
法学
- 刑法学の講学において、道徳的または倫理的に非難されるべき動機によって起こされる犯罪を破廉恥罪、そうでないものを非破廉恥罪という。日本の刑法において、法文上、明瞭にわけられているものではなかったが、法定刑において、一般的に破廉恥罪には懲役刑が、非破廉恥罪には禁錮刑が定められていた。典型的な例として、過失犯罪の法定刑が基本的に禁錮刑であったことが挙げられる。また、内乱罪について、かつては、法定刑が首謀者に対しては最高刑として死刑を定めていたものの、その他全ての自由刑は禁錮刑となっており、これは、内乱により国家体制を変えたいという動機自体は、道徳的または倫理的に非難し難いと評価されたものであり、一方、内乱罪同様国家体制に危険を及ぼす外患罪において全ての自由刑は懲役刑が法定刑となっており、内乱と同様の目的であっても手段として外国の侵略によることが動機の非難に値すると評価されたことにより差が生じていた。
- なお、2022年(令和4年)刑法改正により、懲役刑と禁錮刑は、拘禁刑に統合されたため(自由刑統一化)、日本の刑法で破廉恥罪と非破廉恥罪を分別する実益はなくなった。
音楽
- ハレンチ (ザ・フォーク・クルセダーズのアルバム) — ザ・フォーク・クルセダーズの1967年のアルバム。→ ザ・フォーク・クルセダーズ#アルバムを参照。
- ハレンチ (岡村靖幸の曲) — 岡村靖幸の1996年のシングル。
- ハレンチ (ちゃんみなのアルバム) — ちゃんみなの2021年のアルバム。
- ハレンチ (ちゃんみなの曲) — ちゃんみなの2021年の楽曲。ちゃんみなのアルバム『ハレンチ』に収録。
- ハレンチ☆パンチ — 日本の音楽ユニット、80_pan(ハレパン)の旧名。
漫画
- ハレンチ学園 — 永井豪の漫画作品。
- ハレンチ学園 (テレビドラマ) — 上記漫画を原作としたテレビドラマ。
- ハレンチ教師 — 山川純一の漫画作品。→ 山川純一#作品を参照。
ラジオ
- 渡辺校長の平成ハレンチ学園 — ラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』でかつて放送されていたコーナー。→ 伊集院光 深夜の馬鹿力のコーナー#2005年を参照。
映画
- ハレンチ地帯をあばく-裸にされたイギリス — 1969年のイタリア映画。
- 異常性愛記録 ハレンチ — 1969年の日本映画(成人映画)。
- アメリカン・パイ in ハレンチ・マラソン大会 — 2006年のアメリカ映画。『アメリカン・パイ』シリーズ第5作。
- アメリカン・パイ in ハレンチ課外授業 — 2007年のアメリカ映画。同シリーズ第6作。
- アメリカン・パイ in ハレンチ教科書 — 2009年のアメリカ映画。同シリーズ第7作。
企業・団体
- ハレンチグループ — 性風俗店を全国展開する日本の企業。→ ハレ系を参照。
- ハレンチレストラン・アムール — 株式会社ゑにっくのアダルトアニメブランド。→ ゑにっく#ハレンチレストラン・アムールを参照。
関連項目
外部リンク
- 『破廉恥』 — コトバンク
出典: 破廉恥 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0