厚顔無恥
こうがんむち
形容動詞名詞
標準
shameless
文例 · 用例
どうして、こんなに厚顔無恥なのでしょう。
— 太宰治 『返事』 青空文庫
もともと芸術家ってのは厚顔無恥の気障ったらしいもので、漱石がいいとしをして口髭をひねりながら、我輩は猫である、名前はまだ無い、なんて真顔で書いているのだから、他は推して知るべしだ。
— 太宰治 『鉄面皮』 青空文庫
職務ゆえ、懸命にこらえて、当りまえの風を装って教えているのだ、それにちがいないと思えば、なおのこと、先生のその厚顔無恥が、あさましく、私は身悶えいたしました。
— 太宰治 『皮膚と心』 青空文庫
役人は、ますますさかんに、れいのいやらしい笑いを発して、厚顔無恥の阿呆らしい一般概論をクソていねいに繰りかえすばかり。
— 太宰治 『家庭の幸福』 青空文庫
また階上の翁の部屋では天下のインチキ名士連が翁を取巻いて借銭の後始末、寄附、運動費、記念碑建立、社会事業、満蒙問題なぞ、あらゆる鹿爪らしい問題を提げて、厚顔無恥に翁へ持ちかける。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
やると決めればすごいやつで――大学でもその賢さは上の上、ただ厚顔無恥の放蕩者で。
— THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 『三枚の学生』 青空文庫
「厚顔無恥の照子だ!
— 牧野信一 『ランプの明滅』 青空文庫
――「厚顔無恥の照子だ、馬鹿!
— 牧野信一 『明るく・暗く』 青空文庫
作例 · 標準
賄賂を受け取りながら潔白を主張するあの政治家の態度は、まさに厚顔無恥だ。
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友人のアイデアを自分の手柄として発表するなんて、厚顔無恥にも程がある。
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彼は厚顔無恥な振る舞いを繰り返し、ついにはコミュニティを追放された。
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