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苛む

さいなむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞
1
標準
to torment
文例 · 用例
軍隊の様子を白状しろって、ますます酷く苛むです。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
従類眷属寄りたかつて、上げつ下ろしつ為て責め苛む、笞の呵責は魔界の清涼剤ぢや、静に差置けば人間は気病で死ぬとな…… 言ふまでもない肉を屠つて其の血を啜るに仔細はないが、夫は香村雪枝とか。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
軍隊の様子を白状しろつて、益々酷く苛むです。
泉鏡花 海城発電 青空文庫
私は、その後手に縛られた両手を見ました時、腸を切り苛むような憤と共に、涙が、――腹の底から湧き出すような涙が、潸々として流れ出ました。
菊池寛 ある抗議書 青空文庫
酸っぱいような蚊の唸声が夢現のような彼女のいらいらしい心を責苛むように耳についた。
徳田秋声 あらくれ 青空文庫
二人が一緒に居た時には、彼女自身に想像も出来なかった、何かひどく狂暴な力が、嵐のように捲起って、時には、一夜の安眠をさえ与えない程、若い健な、豊饒な感情の所有者である彼女を苛むのである。
宮本百合子 無題(三) 青空文庫
大江戸以来の名物も数多い中に、このからッ風は今に毛ほども相変らずで、しかもこの風時々に悪戯をなすこと限りなく、通りすがりの若い女の裳を弄び、おこそ頭巾の後れ髪を苛むなぞはまだしものこと、ややともすればジャアンと打ッつかったが最後、大江戸を唯一呑みと赤い舌を吐いて、ペロリペロリそこら中を嘗めまわす。
柴田流星 残されたる江戸 青空文庫
わが世の力となるは後ろより苛む苦痛なり。
與謝野晶子 晶子詩篇全集 青空文庫
作例 · 標準
過去の失敗が彼を夜通し苛んだ
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罪悪感に苛まれる日々が続いた。
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彼は絶えず不安に苛まれていた。
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