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全豹

ぜんぴょう
名詞
1
標準
the whole
文例 · 用例
いずれにしても、そういう見地に立ってでなければいくら研究してみてもこれらの問題の全豹は明らかになりそうに思われない。
寺田寅彦 自然界の縞模様 青空文庫
以て全豹を推すべし。
太宰治 花吹雪 青空文庫
裁判所長の俸給………………………………五〇〇弗政務長官の俸給………………………………四一五弗警察署長(瑞典人)の俸給…………………一四〇弗裁判所長秘書官の俸給………………………一〇〇弗サモア王ラウペパの俸給………………………九五弗 一斑推して全豹を知るべし。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
墨家の書といふものは、漢書に六部の書名が見えるが、胡非子隨巣子等の文は意林や太平御覽や北堂書鈔等に散見するのみで全豹は覗へぬのであり、何樣しても現存墨子を研究の標的とするほかに道は無い。
幸田露伴 墨子 青空文庫
合理説が道徳法の一般性を明にし、義務を厳粛ならしめんとするは可なれども、これを以て道徳の全豹を説き得たるものとなすことはできぬ。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
偽醜悪はいつも抽象的に物の一面を見て全豹を知らず、一方に偏して全体の統一に反する所に現われるのである(実在第五章においていったように、一面より見れば偽醜悪は実在成立に必要である、いわゆる対立的原理より生ずるのである)。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
「一班を以て全豹を知る」ということは総ての場合に通用すべき言ではないが、こうして見ると日本にも隠れたる立派な作家があることがわかった。
小酒井不木 「二銭銅貨」を読む 青空文庫
これは久しく絶版となっているのであるが、それにしてもともかくも現在の訳がいろいろな点でなるべくこの先駆者と違った特色をもつようにして、そうして両々相扶けて原著の全豹を伝え得るようにしたいと思って、そういう意識をもってこの仕事に取りかかった。
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 宇宙の始まり 青空文庫
作例 · 標準
この報告書だけでは、問題の全豹を捉えることは難しい。
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一度に全豹を見るのは不可能なので、部分から理解を深めていった。
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事件の全豹が明らかになるまでには、まだ時間がかかりそうだ。
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