摘む
つまむ
動詞-五段-マ行動詞-他動詞頻度ランク #44464 · 青空 1285 例
標準
to pinch
文例 · 用例
…… 禮吉は悚然としながら、其でも青山の墓地の中を、青葉がくれに、花を摘む、手の白さを思つた。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
」 かっぱとかっぱが顱合せをしたから、若い女は、うすよごれたが姉さんかぶり、茶摘、桑摘む絵の風情の、手拭の口に笑をこぼして、「あの、川に居ります可恐いのではありませんの、雨の降る時にな、これから着ますな、あの色に似ておりますから。
— 泉鏡花 『小春の狐』 青空文庫
――蓬摘む女の姿、春らしいな。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
見よ、兄の手は何故にかくもかくも清らに傷ましげに光つて居るのか、この手は菊を摘むの手だ、この手は怖るべき感電性疾患の手だ、また涼しくも洋銀の柄にはしり、銀の FORK をしてしなやかに皿の魚を舞はしむる風月賀宴の手だ。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
「ねえ、みんな、おまへさんたちいゝ子だから、この蔦の芽を摘むんぢやないよ。
— 岡本かの子 『蔦の門』 青空文庫
そしてそのうちには子供だから摘むのにもぢき飽きるだらうよ」「でも」「まあ、いゝから……」 ひろ子の家は二筋三筋|距つた町通りに小さい葉茶屋の店を出してゐた。
— 岡本かの子 『蔦の門』 青空文庫
その時やや隔たった圃の中からまた起った歌の声は、わたしぁ桑摘む主ぁ※まんせ、春蚕上簇れば二人着る。
— 幸田露伴 『雁坂越』 青空文庫
をかし、此のあたりに住ふなる橙の長者、吉例よろ昆布の狩衣に、小殿原の太刀を佩反らし、七草の里に若菜摘むとて、讓葉に乘つたるが、郎等勝栗を呼んで曰く、あれに袖形の浦の渚に、紫の女性は誰そ。
— 泉鏡花 『月令十二態』 青空文庫
作例 · 標準
赤ちゃんのぷにぷにとした柔らかい頬を軽く摘んでみた。
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嫌な臭いが漂ってきたので、思わず鼻を指で摘んだ。
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裁縫をする際に、布の端を少しだけ摘んで針を通す。
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標準
to pick up and eat
作例 · 標準
お皿に盛られた唐揚げを、行儀が悪いと思いつつ指で摘んで食べた。
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立食パーティーでは、一口サイズのオードブルを摘みながら談笑した。
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仕事の合間に、デスクに置いてあるチョコレートを一つ摘む。
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標準
to pick out (the main point)
作例 · 標準
会議の時間が足りないので、要点だけを摘んで報告してください。
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彼は分厚い参考書の中から、重要な公式だけを摘んでノートにまとめた。
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長すぎるスピーチを、聞き手が飽きないように短く摘んで話した。
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標準
to bewitch
作例 · 標準
今の出来事は、まるで狐に摘まれたような不思議な感覚だった。
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財布を忘れたはずなのに鞄に入っていて、狐に摘まれたような顔をした。
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彼は何が起きたのか理解できず、狸に摘まれたような気分で立ち尽くした。
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