魚群
ぎょぐん異読 なむら
名詞頻度ランク #40554 · 青空 71 例
標準
school of fish
文例 · 用例
近ごろまた自分の知人の物理学者が魚群の運動に関する研究に物理学的の解析方法を応用しておもしろい研究をしているのであるが、これに対しても、生理学者の側では「生物の事が物理学でわかるはずがない」という簡単な理由から、その研究の結果に正当な注意の目を向けることなしに看過する傾向があるかと思われる。
— 寺田寅彦 『物質群として見た動物群』 青空文庫
鯱の魚群を追ふ如く。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
第九回 大海原の小端艇亞尼の豫言――日出雄少年の夢――印度洋の大潮流――にはか雨――昔の御馳走――巨大な魚群 恐しき一夜は遂に明けた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
黄昏時に起床し、見張船に徹宵し、魚群到来を合図するトラムペツトを吹き鳴すであらう。
— ――一九三〇年に対する私の希望・抱負・計画―― 『来年は何をするか』 青空文庫
彼の手が空間で石のようなものに触れたが、思わず手を握ると、手の中ではたはた動くものがあったので、彼は背後から魚群に突当られたことを諒解した。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
空はあまり明るくない――いや、突然その空に、扁平な鯛のような魚群が現われ、幕面を占領してしまった。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
だから魚群が現われたって、すこしもふしぎではない」「が、海の中がこんなに明るいだろうか」「赤外線で照射してあるから、明るくうつるんだ」「ふうん。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
稀には舟を借りて沖へ出かけることもあったが、舟主との間が面白くないので、彼は大方この展望台に籠って、天候の次第に依って幾通りかの旗をかかげたり、魚群の到来を村人に知らすサイレンのスウィッチを握ったりして、遣瀬なく腕を扼していた。
— 牧野信一 『吊籠と月光と』 青空文庫