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茂み

しげみ
名詞頻度ランク #28813 · 青空 902
1
標準
thicket
文例 · 用例
その亭の庭にも草木茂み風ふき渡りてばうばうたれどもかのふるき待たれびとありやなしや。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
一緒に公園の茂みの中にわなをかけに行っても彼のかけた係蹄にはきっとつぐみや鶸鳥が引掛かるが、自分のにはちっともかからなかった。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
薄暗い湿っぽい朽葉の匂のする茂みの奥に大きな虎杖を見付けて折取るときの喜びは都会の児等の夢にも知らない、田園の自然児にのみ許された幸福であろう。
寺田寅彦 郷土的味覚 青空文庫
溪を下りて行くと別莊だか茶店だかゞあつて其前の養魚池の岸にかはせみが一羽止まつて居たが、下の方から青年團の服を着た男が長い杖をふりまはして上がつて來たので其のフアシズムの前に氣の弱い小鳥は驚いて茂みに飛び込んでしまつた。
寺田寅彦 伊香保 青空文庫
マロニエの茂みを分けて、紅色の翼が斜に往来へのっと現れた。
――朝と昼―― 巴里のキャフェ 青空文庫
翁はこの茂みの下にしばらく憩って、疲れを癒やして行こうと思った。
岡本かの子 富士 青空文庫
翁がこの木の下にしばし疲れを安めるために憩うたのは、一つは、葉の茂みの軟かさにもあるのだろうが一つは微紅色をした房花に、少女として自分の膝元に育て上げていた時分の福慈の女神の可憐な瞳の面かげを見出していたのではあるまいか。
岡本かの子 富士 青空文庫
手を滑った瓜わらべは逃れて小竹の茂みに走り込んだ。
岡本かの子 富士 青空文庫
作例 · 標準
茂みの陰から一匹の野ウサギが飛び出し、あっという間に森の奥へと消えていった。
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子供の頃、近所の空き地にある茂みの中に秘密基地を作って遊んだものだ。
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茂みをかき分けて進むと、そこには誰も知らない小さな滝が隠れていた。
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