栄職
えいしょく
名詞
標準
honorable post
文例 · 用例
斯の如くして彼は、帝室劇詩人の栄職を捨て、父母を離れ、恋人に袂別して、血と剣の戦野に奮進しぬ。
— 石川啄木 『渋民村より』 青空文庫
鳥は、「帝室御夜詰歌手長」の栄職をたまわり、左側第一位の高位にものぼりました。
— NATTERGALEN 『小夜啼鳥』 青空文庫
風説は風説を生じ、弁明は弁明を産み、数日間の新聞はこの噂の筆を絶たなかったが、いくばくもなく風説の女主人公たる貴夫人の夫君が一足飛びの栄職に就いたのが復たもや疑問の種子となって、喧々囂々の批評が更に新らしく繰返された。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
内藤伸氏は帝国美術院会員の栄職を負う。
— その後の弟子の事 『幕末維新懐古談』 青空文庫
だが、斯う云ふ人達にとっても、わが奥間百歳が巡査と云ふ栄職に就いた事は奥間一家の名誉のみならず、△△屋敷全部落の光栄でなければならなかった。
— 池宮城積宝 『奥間巡査』 青空文庫
乃公一度び出れば手に唾して栄職につく事が出来ると考える。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
老後の栄職である枢密院の副議長の席も去らなければならなかった。
— 長谷川時雨 『芳川鎌子』 青空文庫
マースールのカリフは、氏をバグダッドに召して、その説を傾聴し、これに擬するに判官の栄職をもってした。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
作例 · 標準
長年の功績が認められ、彼はついに栄職に就いた。
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その役職は、地域社会に貢献した者だけに与えられる栄職だ。
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「この栄職に恥じないよう、精一杯努めます」と、就任の挨拶を述べた。
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