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手甲

てっこう異読 てこう
名詞多音語
1
標準
covering for the back of the hand and wrist
文例 · 用例
ここで本所へ渡る船を待っていると、一と足おくれてこの渡へ来たのは菅笠をかぶった四十恰好の色の黒い男で、手甲脚絆の草鞋がけ、頸に小さい箱をかけていた。
お化け師匠 半七捕物帳 青空文庫
楢夫はもう早くうちへ帰りたいらしくどんどん歩き出し一郎もたびたびうしろをふりかへって見ましたが馬が雪の中で茶いろの首を垂れ二人の人が話し合って白い大きな手甲がちらっと見えたりするだけでしたからやっぱり歩いて行きました。
宮沢賢治 ひかりの素足 青空文庫
手甲、脚絆、たすきがけで、頭に白い手ぬぐいをかぶった村嬢の売り子も、このウルトラモダーンな現代女性の横行する銀座で見ると、まるで星の世界から天降った天津乙女のように美しく見られた。
寺田寅彦 試験管 青空文庫
「あはれやむすめちゝおやが、 旅ではてたと聞いたなら、 ちさいあの手に白手甲、 いとし巡礼の雨とかぜ。
宮沢賢治 洞熊学校を卒業した三人 青空文庫
「あわれやむすめちちおやが、 旅ではてたと聞いたなら、 ちさいあの手に白手甲、 いとし巡礼の雨とかぜ。
宮沢賢治 蜘蛛となめくじと狸 青空文庫
」 慌しく声を掛けて、白足袋のしょぼけた草鞋で、つかつかと寄ろうとした、が、ふと足を曳いて、手甲掛けた手を差伸ばして、「もしもし、大高|氏、暫時、大高氏。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
自ら名告った味噌摺坊主は、手甲の手の腕組して、「ははあ、御思考最中と見えますな。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
あんぺら帽子を阿弥陀かぶり、縞の襯衣の大膚脱、赤い団扇を帯にさして、手甲、甲掛厳重に、荷をかついで続くは亭主。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
作例 · 標準
農作業の際、日焼けや怪我を防ぐために藍染めの手甲をしっかりとはめた。
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時代劇の役者が、旅姿の仕上げとして脚絆と手甲を身につけている。
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「お祭りには、お揃いの法被に白い手甲を合わせて、威勢よく神輿を担ごう」
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