文芸復興
ぶんげいふっこう
名詞
標準
Renaissance
文例 · 用例
今は甲斐の自然が、人文の上に輝き始める回春期である、甲斐の文芸復興は、恐らくその洪大なる自然の上に打ち建てられるであろう。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
従来哲学の一部分であった科学が、近世の始め文芸復興期以来に長足の進歩をなした所以もまた科学の対象が能知者から解放された事に起因すると云ってもよい。
— 寺田寅彦 『文学の中の科学的要素』 青空文庫
電燈の照明も文芸復興期の夢のままだ。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
古代希臘に於ける、この叙事詩と抒情詩との特殊の対立――それはホーマーとサッホオによって代表されている――は近世の文芸復興期に至っても、同じ精神の流れを汲んで伝承してきた。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
特に上古から文芸復興期にかけ、全盛の栄華を尽した叙事詩は、十八世紀末葉以来|漸く人々に疎外され、最近に至って全く影の薄いものになってしまった。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
即ち文芸復興期以来に於ける、理智偏重の啓蒙思潮が、近代初頭に於て反動され、人心の中に深く圧迫された感情が、一時に洋々として堤を切った為、此処に十九世紀浪漫主義の運動となり、古典韻文の生ぬるい叙事詩等が、非主観的として排斥され、非感情的として疎外されてしまったのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
そしてこのホーマーとサッホオとの対立が、後に文芸復興期に移ってから、さらにダンテやミルトンの荘厳な神曲叙事詩と、一方にペトラルカやボッカチオ等の、民衆的な情痴抒情詩の対立になったことは、前に同じ章で述べた通りである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
それは欧洲文芸復興期の人性主義が自然性からだんだん剥離して人間|業だけが昇華を遂げ、哀れな人工だけの絢爛が造花のように咲き乱れた十七世紀の時代様式らしい。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
作例 · 標準
14世紀のイタリア・フィレンツェで始まったとされる文芸復興は、活版印刷の普及とともにやがてヨーロッパ全土に広がり、芸術や科学の輝かしい黄金時代を築き上げた。
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高校の世界史の授業で、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロといった文芸復興期を代表する万能の天才たちの生涯や、その革新的な作品群について詳しく学んだ。
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中世の厳格なキリスト教的束縛や価値観から精神を解放し、古代ギリシャ・ローマを模範としてより自由で人間らしいあり方を追求したのが、文芸復興という運動の最も大きな特徴である。
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