委蛇
いい異読 いだ
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #124 · 青空 0 例
標準
winding
文例 · 用例
渓の水が委蛇と流れたところに、村落や小橋が散在している、――その上に起した主峯の腹には、ゆうゆうとした秋の雲が、蛤粉の濃淡を重ねています。
— 芥川龍之介 『秋山図』 青空文庫
是に其言を怪しと思おして、其|方に御子産み給うを窃伺給えば、八尋和邇になりて、葡匐委蛇き。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
『いいや、さうぢやない、さうぢやない!
— 中原中也 『蝉』 青空文庫
』と彼が云ふ『ちがつてゐるよ』と僕がいふ『いいや、いいや!
— 中原中也 『蝉』 青空文庫
いいえ、これは、僕の無理だ、 こんなに、野道を歩いてゐながら 野道に、食物、ありはしない。
— 中原中也 『別離』 青空文庫
5向ふに、水車が、見えてゐます、 苔むした、小屋の傍、ではもう、此処からお帰りなさい、お帰りなさい 僕は一人で、行けます、行けます、僕は、何を云つてるのでせう いいえ、僕とて文明人らしくもつと、他の話も、すれば出来た いいえ、やつぱり、出来ません出来ません。
— 中原中也 『別離』 青空文庫
それから又近頃は詩の定型無定型といふことが盛んに論じられてゐますが、私は定型にしろ無定型にしろ、面白ければいいといふ程の呑気なことしか考へてをりませんが、なんだか此の問題は具体的のやうでゐて、その実途方もなく遠大か何かのやうに受取れます。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
「新生」がいいのは、第一に素直な点である。
— 中原中也 『感想』 青空文庫
作例 · 標準
委蛇たる大河の流れが、広大な平野を幾重にも分断しながら悠久の時を刻んでいる。
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「山腹を委蛇と走るあの細い林道は、霧が深い日にはどこへ繋がっているのかさえ分からなくなる」
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「あの委蛇たる小道を進めば、やがて森の奥にひっそりと佇む古い社が見えてくるはずだ」
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「立ち上る紫煙が委蛇と空へ溶け込んでいく様子を、彼は縁側に座ってぼんやりと眺めていた」
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