幽鬼
ゆうき
名詞
標準
ghost
文例 · 用例
無間地獄の底に堕ちながら死のうとして死に得ぬ魂魄のなげき……八万奈落の涯をさまよいつつ浮ぼうとして浮び得ぬ幽鬼の声……これが恋に破れたものの呪いの声でなくて何であろう。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
昔日のわが不平、幽鬼の如くにわが背後に立ちて呵々とうち笑ふ。
— 北村透谷 『三日幻境』 青空文庫
」 水中の幽鬼の影が女のうしろに付き纏っているようにも思われて、気の弱い僕はまたぞっとした。
— 岡本綺堂 『水鬼』 青空文庫
基督は地獄に下りて極惡の幽鬼をさへ見きと聞く。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
大勢が杖をもって撃ち叩くと、幽鬼のむせび泣くような声がして、したたる水はみな黒い血のしずくでした。
— 子不語 『中国怪奇小説集』 青空文庫
……」 彼は自分の顔を、幽鬼と見まちがえた。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
そして一刻も早くこのような幽鬼の形相から脱れたいと思った。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
支那で最も多いのは、幽鬼、寃鬼即ち人間の幽霊であるが、我国でも人間の幽霊話が最も多いようである。
— 岡本綺堂 『妖怪漫談』 青空文庫
作例 · 標準
深夜の古城には、幽鬼が出るとの噂が絶えない。
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昔の物語には、たびたび幽鬼が登場し、人々を恐れさせた。
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薄暗い森の中を歩いていると、まるで幽鬼に追いかけられているような気がした。
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