清新
せいしん
形容動詞名詞-の形容詞名詞
標準
fresh
文例 · 用例
たしか浅井和田両画伯の合作であったかと思うがフランスのグレーの田舎へ絵をかきに行った日記のようなものなども実に清新な薫りの高い読物であった。
— 寺田寅彦 『明治三十二年頃』 青空文庫
一群の人たちは、遅塚麗水、大町桂月、江見水蔭、田山花袋、久保天随、坪谷水哉などであるが、花袋が紀行文家と言われた時分は、自然派文学勃興以前のことで、文章に感傷癖はあったが、淡泊清新、ことに武蔵野あたりの原野や雑木林の寂しさを、淡彩的に点描するのに巧みであった。
— ――田山花袋氏―― 『紀行文家の群れ』 青空文庫
すなわち、縦縞が感覚および感情にとってあまりに陳腐なものとなってしまった場合、換言すれば感覚および感情が縦縞に対して鈍痲した場合に、横縞が清新な味をもって特に「いき」と感ぜられることが可能である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
早春の蜜蜂 (尾崎一雄氏) 全篇清新な筆觸で書かれてゐる。
— 梶井基次郎 『『新潮』十月新人號小説評』 青空文庫
士官の立場から物を見て書いたのでも、トルストイの「セバストポール」は、はるかに、清新に、戦争と状景が躍動して、恐ろしく深く印象に刻みつけられる。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
不思議なことに、この一杯のアイスクリームの香味はその時の自分には何かしら清新にして予言的なもののような気がしたのである。
— 寺田寅彦 『さまよえるユダヤ人の手記より』 青空文庫
竹三郎の家はすゞが帰ると、切り立ての生花をいけたように、清新になった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
一方ではまた「経国美談」「佳人之奇遇」のごとき、当時では最も西洋臭くて清新と考えられたものを愛読し暗唱した。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
作例 · 標準
彼の作品は、常に清新な感覚に満ちている。
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都会の喧騒を離れ、高原の清新な空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
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あのアーティストの描く絵は、いつも清新で心を惹きつけられる。
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ウィキペディア曖昧さ回避
清新(せいしん) 清新区 - 中国広東省清遠市の市轄区。 清新 (相模原市) - 神奈川県相模原市中央区の地名。 清新町 - 東京都江戸川区の町名。
出典: 清新 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0