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急に

きゅうに
副詞
1
標準
swiftly
文例 · 用例
車が芝南寺の少し手前まで来ると、助手台に乗つてゐた谷丹三の親友が、急に停車を命じた。
中原中也 思ひ出す牧野信一 青空文庫
長の年月、海を見るたびに、おぼろに感じてゐたことが、急に明るみに出た感じ。
――人と海―― 海の詩 青空文庫
では彼は、急に悪くなつたのであらうか?
中原中也 逝ける辻野君 青空文庫
そこで思はず、Aのカマに掛かり、ニツコリしたり、或は、急に不慣れな問題が跳出したので、表情が激変したりする。
中原中也 心理的と個性的 青空文庫
私は前夜の飲過ごしでぐつたりして、少し卓子の割合には高過ぎる椅子に腰掛けて、煙草を喫つたり本を読みかけてみたり、と、急に思ひ出して此の日頃方々で受取つた名刺の整理をしたり、――要するに何の野心もなく、その日第一回の食事を済ましたばかりのところであつた。
――不真面目なわが心…… その一週間 青空文庫
街道を折れて、少し下り坂になる道をスタコラと歩いてゆくと、街道でしてゐた豆腐屋の喇叭の音は急に聞えなくなり、道の傍の、森の葉擦の音に私は淋しくなるのであつた。
――不真面目なわが心…… その一週間 青空文庫
どうです、安宅さん、みたところお元気で、御景気も好いやうですが……」 彼が茫然して直ぐに返事をしないと、親爺は急に笑顔をやめた。
中原中也 古本屋 青空文庫
愉快に友達と話してゐても、或る時或る時刻から、急に何の理由もなく暗くなるといふ風だ。
中原中也 私の事 青空文庫
作例 · 標準
獲物を見つけた猛禽類が、高い空から急に舞い降りて地上を走る野ネズミを仕留めた。
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敵の背後へ急に回り込み、相手が振り返る隙も与えずに一気に勝負を決めた。
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黒塗りの車が急に角を曲がり、細い路地の奥へと吸い込まれるように消えていった。
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2
標準
suddenly
作例 · 標準
「うわ、急に雨が降ってきた!急いで洗濯物を取り込まないとびしょ濡れになっちゃう」
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和やかに進んでいた親戚の集まりだったが、遺産の話が出ると叔父が急に不機嫌になった。
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昨日まであんなに元気だったのに、急に体調を崩して入院することになるなんて信じられない。
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「ちょっと!急に後ろからワッと驚かさないでよ、心臓が止まるかと思ったじゃない」
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3
標準
sharply (of a slope, bend, etc.)
作例 · 標準
この先から山道が急になっているから、早めにギアをローに入れておいたほうがいい。
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カーブの先で道が急に右へ折れ曲がっていて、対向車が視認しにくいので減速が必要だ。
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「げっ、この階段、一段がかなり高いし急すぎない? 手すりを持たないと踏み外しそう」
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断崖絶壁が海に向かって急に切り立っており、下を覗き込むとあまりの高さに足がすくむ。
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急に(きゅうに) — 幻辞.com