幻辞.com

黒本

くろほん
名詞
1
標準
文例 · 用例
本堂の後ろの黒本尊もやはり跣足で這入ったものである。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
が、一言|贅言を挟ませて下さるならば、読者も御承知のとおり浄土宗の総本山|巨刹増×寺は、今より二十八年前の明治四十二年三月二日の夜半、風もなく火の気もなき黒本尊より突如怪火を発し、徳川三百年の由緒を語る御霊屋を除き、本堂、庫裡、護国堂等壮麗なる七堂|伽藍いっさいを灰燼に帰せしめた。
橘外男 蒲団 青空文庫