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赤本

あかほん異読 あかぼん
名詞
1
標準
pulp fiction
文例 · 用例
その時、国史専修の学士は、静に糸を取って、無心に繋合せて、灯を宙に釣したと思うと、袴の下へ手を入れて、片手で赤本をおさえてみたが、そのまま腰を掛けて、また読みはじめる、岩見重太郎武勇伝。
泉鏡花 湯島詣 青空文庫
これらの鼻垂小僧の両親は、赤本漫画の有害なことを、知らなかつたのであらうか、充分に感じてゐたに違ひない、何故なら現在の我国の家庭に於ける児童の位置といふものを考へてみたらいゝ、家庭は子供達にとつては、ヱレン・ケイ女史のいふ、それは家庭があつても、無いと同様な『無家庭』の状態にをかれてゐる。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
此故に腥き血の臭失せて白粉の香鼻を突く太平の御代にては小説家即ち文学者の数次第々々に増加し、鯛は花は見ぬ里もあれど、鯡寄る北海の浜辺、薯蕷掘る九州の山奥に到るまで石版画と赤本は見ざるの地なしと鼻うごめかして文学の功徳無量広大なるを説く当世男殆んど門並なり。
三文字屋金平 為文学者経 青空文庫
何となれば赤本の探偵小説は従来いくらも日本にだって流布していたからである。
平林初之輔 『心理試験』を読む 青空文庫
そしてマアセルは、好きなように安楽な姿態で赤本を読み出した。
ノウトルダムの妖怪 踊る地平線 青空文庫
だいぶ赤本めいた話だけれど、知ってる人は知ってる事実である。
しっぷ・あほうい! 踊る地平線 青空文庫
同時に娯楽雑誌という名目で卑猥な内容を中心とする赤本雑誌が横行した。
宮本百合子 今日の日本の文化問題 青空文庫
その後、日本の民主化にいろいろの変調が加えられて、たとえば用紙割当委員会の権限が、ずるずると内閣に属す委員会に移され、文化材の合理的割当を口実に、官僚統制、赤本屋委員会に堕してしまうころから、吉田茂の明るい展望が記者団との会見で語られるようになった。
宮本百合子 「委員会」のうつりかわり 青空文庫
作例 · 標準
昔の露店には、挿絵の多い安価な赤本がずらりと並んでいた。
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彼は子供の頃、夢中になって赤本の冒険活劇を読み耽ったものだ。
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粗末な紙に刷られた赤本が、大衆文化の片鱗を今に伝えている。
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2
標準
akahon
作例 · 標準
受験生たちが本屋の参考書コーナーで、志望校の赤本を探している。
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入試の直前期は、赤本を解いて傾向と対策を練るのに必死だった。
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机の上に積み上げられた数年分の赤本が、これまでの努力を物語っている。
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3
標準
storybook (with red cover, Edo period)
作例 · 標準
江戸時代の赤本には、桃太郎などの昔話が分かりやすく描かれている。
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表紙が赤いことから赤本と呼ばれ、当時の子供たちに広く親しまれた。
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図書館の展示で、色鮮やかな挿絵が残る貴重な赤本を見学した。
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4
標準
Red Guide (Michelin)
作例 · 標準
旅行の前に、最新の赤本をチェックして評判の良いレストランを探した。
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その店が赤本に掲載されてからというもの、予約を取るのが難しくなった。
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フランスで購入した赤本を片手に、現地の美食巡りを楽しんだ。
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ウィキペディア曖昧さ回避

赤本(あかほん、あかぼん) ヘルゲストの赤本 - 14~15世紀頃に書かれたウェールズ語の本。 江戸時代前期前半から子供向けに出されていた初期の草双紙の一種。 ⇒ 「草双紙#赤本」を参照のこと。 赤本 (少年向け本) - 明治時代から出版された少年向けの講談本・落語本で、表紙に赤系統の色が好んで使われ、内容も低俗とみなされたものの通称。1930年代から描き下ろしの漫画本が急増した。 ゾッキ本(市場で新古本として扱われる本)の通称。底に赤い線が引かれていることに由来し、明治時代後期に用いられ始めた語。 築田多吉が、大正時代の1925年に著し、1946年に昭和・現代語版を出した家庭医書『家庭に於ける実際的看護の秘訣』の通称。梅肉エキス(cf. 梅肉エキス#築田多吉)と卵油を日本全国に普及させたことでも知られている。 赤本 (教学社) - 世界思想社教学社が1954年から毎年発行している大学入試問題の過去問題集の通称。表紙の色が赤いことから。 保健同人社が1969年から刊行している家庭医書『家庭の医学』の通称。 英俊社が1974年から毎年刊行している、主に近畿圏の中学入試・高校入試問題の過去問題集の通称。 光文社が1995年から刊行している競馬のペーパーオーナーゲーム (POG) を扱うムック『POGの達人』の通称。 声の教育社が発行する中学入試問題の過去問題集の通称。 関連語 アイドルのあかほん - 氏家ト全のギャグ漫画。2006年の作。

関連項目
出典: 赤本 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0