多毛
たもう
名詞名詞-の形容詞
標準
hairy
文例 · 用例
極く舊い頃には關東地方は『毛の國』と稱せられ、多毛人種の國であることを表明してゐたし、その多毛のアイヌを蝦夷と名づけ、江戸の地方は勿論エゾの住地であつたのだから、エゾが江戸に變つたのかも知れない。
— 石川三四郎 『浪』 青空文庫
又(三)輪蟲類、(四)外肛蟲類に二三種、(五)環蟲類の中に原始環蟲類、毛足類の多毛蟲類に十二三種、貧毛蟲類に七八種ある。
— 神田左京 『光る生物』 青空文庫
日本の多毛蟲のキイトプテラスは干潮線に近い、或は海水七八|尋の砂泥の中に、U字形の管を作つて入つてゐる。
— 神田左京 『光る生物』 青空文庫
歐洲婦人の膚はざら/\である、彼等は餘りに多毛性でもあるが故にや、初毛が太く聚生して居る爲にや、觸感によるとざら/\である。
— 小倉右一郎 『裸體美に就て』 青空文庫
晩飯に私は海産の蠕虫――我国の蚯蚓に似た本当の蠕虫で、只すこし大きく、一端にある総から判断すると、どうやら Sabellaの属〔環形動物毛足類毛足多毛目サベラリア・アルベオラタ〕に属しているらしい。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
手の甲を見ても、頬やもみ揚げの剃刀痕を見ても、多毛質なことがわかる。
— 吉川英治 『上杉謙信』 青空文庫
――ただ見るからに重厚な風をそなえ、眉といい手脚といい、多毛質で不屈な面がまえではあるが、これは山国甲斐の人の共通な特色で、ひとり信玄に著しいわけではない。
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫
またもう一つの方法はブラウン氏の発明で、これは三本の垂直なアンテナから同時に波を送り、三つの波を互いに干渉させ、その結果ある方向に最も強い波の起るようにしたものである。
— 寺田寅彦 『無線電信の近状』 青空文庫
作例 · 標準
彼は多毛な体質を気にして、夏場でも長袖のシャツを着ることが多い。
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サボテンの中には、白い綿毛のような多毛に覆われた珍しい種類も存在する。
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祖父の腕は非常に多毛で、子供の頃の私はその感触が面白くてよく触っていた。
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