毛深い
けぶかい
形容詞
標準
hairy
文例 · 用例
唯、氣むづかしげな顏をした、栗毛の犬だけが主人の傍に坐つて、その幅のある、毛深い前肢の一つを、クリストフ・デトレェヴの大きな灰色の手の上にのせてゐた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
マダム・レムブルグの毛深い部屋でこの陳独秀の悲壮な報告が終って、彼は自己の生涯の最後を南支那海のビイクトリア島においたのであった。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
」 だぶ/\の支那服の袖から、太短かい指を持った毛深い腕がのぞいていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
雪のようだと言えばそんなに冷たいかとこたえ白うさぎのようだと言えばそんなに毛深い柔らかいのかと聞きかえした。
— 寺田寅彦 『物理学と感覚』 青空文庫
もう一つは毛深い熊があと足を前に投げ出してすわっている、それが首と前足とを動かして滑稽な格好をして踊りだすと腹の中でオルゴールのかわいらしい音楽が聞こえて来るのである。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
」と中腰になって、鉄火箸で炭を開けて、五徳を摺って引傾がった銅の大薬鑵の肌を、毛深い手の甲でむずと撫でる。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
前下りに結んだ三尺がだらしなく、衣服の袵が披つて、毛深い素脛が遠慮もなく現はれる。
— 石川啄木 『刑余の叔父』 青空文庫
花楮白蛾眉の毛深い白の蛾は熊の翁を思はする。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
作例 · 標準
冬になると、うちの犬はいつもより毛深くなる。
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あの人は腕が毛深いから、夏でも長袖を着ていることが多い。
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「見て、この猿、本当に毛深いね!」「うん、もふもふしてて触り心地が良さそう。」
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