給う
たもう
動詞-五段-ウ行-特殊動詞-他動詞
標準
to give
文例 · 用例
作家というものは、なんでもわかって、こちとらの苦しみすべて呑みこんでいるのだ、怒り給うことなし、ときめてしまって甘えて居る。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
或人は、酒乱者の一人」また問い給う「なんじらは我を誰と言うか」ひとりの落第生答えて言う「なんじはサタン、悪の子なり」かれ驚きたまい「さらば、これにて別れん」 私は学生たちと別れて家に帰り、ひどい事を言いやがる、と心中はなはだ穏かでなかった。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
「いったいこの男はどうしたのだろう、五年見ない間に全然気象まで変って了った」 驚き給うな源因がある。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
僕の眼には疲れ果た身体を起して、何も知らない無心の子を擁き、男泣きに泣き給うた様が見えるのです。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
もし、その前にひざまずきさんげするほどの価値も親しみも人間のうちに見出せないならば南無、み仏よと呼び掛けなさい必ず必ずみ仏は来給うさんげなさい、み仏の前にそして心のよごれを拭ってお貰いなさい。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
仏は人々の持つ心力の程度を実の如く知ろしめし給う。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
この念慮を絶し、思詮を越えたる一実平等の世界の風光は、仏と仏とのみよく究尽し給うところのものである。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
さり乍らこの中にも一道の仏光は貫き給う。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
作例 · 標準
王は功績のあった家臣に対し、広大な領地を分け与え給うたという。
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神社で神職が祝詞を奏上し、神の恵みを垂れ給えと切に願った。
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「貧しき人々に幸いを与え給え」と、シスターは静かに祈りを捧げた。
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標準
to do ...
作例 · 標準
先生は優しく微笑み、私たちの将来を案じ給うているようだった。
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古い物語の中で、姫君は月を見上げて涙を流し給うたと記されている。
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「健やかに育ち給え」という祖父母の願いが、この名前に込められている。
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