淡黄色
たんこうしょく異読 たんおうしょく
名詞名詞-の形容詞
標準
pale yellow
文例 · 用例
一筋の木目も無いばさばさした淡黄色いくぬぎの切り口には、わずかに汗の様な、うるおいが滲んで居るばかりであったけれど、ところどころに交る女松の木地などには、たらたらと赤黄色い脂が流れて居るのであった。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
たそがれが迫る頃、彼女は窓敷居に凭掛って首をさしのべて淡黄色い花でいっぱいになった丘の方を眺めた。
— 渡辺温 『赤い煙突』 青空文庫
陽に透けて白髪のように見える淡黄色の髪にぼかされ、彼女の顔は細長く凹んで見える。
— 岡本かの子 『決闘場』 青空文庫
春、淡黄色の花房を垂れる。
— 北原白秋 『風隠集』 青空文庫
淡黄色い、八燭の電気の光りのなかに、母親は重苦しくひそやかに動いて、ベッドのそばに手をかけた。
— 素木しづ 『青白き夢』 青空文庫
もはや部屋のなかには電気がついてゝ戸は立てられてあった、そして淡黄色い光りが茫然と部屋の中程を浮かさるゝやうになって見えた。
— 素木しづ 『かなしみの日より』 青空文庫
またすぐその下に續いて寧ろ淡黄色をした竹の林がこまかな葉を日光に晒して立つてゐるのもいかにも柔かな眺めです。
— 伊豆西海岸の湯 『樹木とその葉』 青空文庫
そこで燐寸の頭を取出し、そこに残った淡黄色の水をいと興深げに眺めていたが、こんどは何思ったものかその水を指先につけて、卓子の上に伸べてあった漫画の水兵の紙面へポタポタとたらし、それをすらすらと拡げていった。
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
作例 · 標準
朝食に出てきたオムレツは、食欲をそそる淡黄色だった。
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彼女が選んだ壁紙は、部屋を明るく見せる淡黄色である。
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古い写真の中の彼のセーターは、わずかに色あせた淡黄色だった。
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