会所
かいしょ
名詞
標準
meeting place
文例 · 用例
運動会の終了後は、賞と書いた胴巻きのある酒瓶を中心に、各区の集会所で一同持ち寄りの懇親会が開かれた。
— 葉山嘉樹 『運動会の風景』 青空文庫
夕方藤田君が来て、図書館と法文科も全焼、山上集会所も本部も焼け、理学部では木造の数学教室が焼けたと云う。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
だれであったか忘れたが昔のギリシアの哲学者の一人は集会所のベンチの片端に席を占める癖があった。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
村の集会所の上にも、向うの、白い製薬会社と、発電所が、晴れきった空の下にくっきりと見られるS町にも、何か崩れつゝあるものと、動きつゝあるものとが感じられた。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
―― 万世橋向うの――町の裏店に、もと洋服のさい取を萎して、あざとい碁会所をやっていた――金六、ちゃら金という、野幇間のような兀のちょいちょい顔を出すのが、ご新姐、ご新姐という、それがつい、口癖になったんですが。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
――町の、右の、ちゃら金のすすめなり、後見なり、ご新姐の仇な処をおとりにして、碁会所を看板に、骨牌賭博の小宿という、もくろみだったらしいのですが、碁盤の櫓をあげる前に、長屋の城は落ちました。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
……行暮れた旅人が灯をたよるように、山賊の棲でも、いかさま碁会所でも、気障な奴でも、路地が曲りくねっていても、何となく便る気が出て。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
今朝のうちから、さっきのいままで』源兵衛『そなたが来るのを留守にしたのは、拠所ない若衆会所の相談。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
標準
workplace (Edo period)