洪大
こうだい
形容動詞名詞
標準
great
文例 · 用例
塔が連立してゐるやうにも見えるが、塔にしては洪大すぎる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
今は甲斐の自然が、人文の上に輝き始める回春期である、甲斐の文芸復興は、恐らくその洪大なる自然の上に打ち建てられるであろう。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
祷には効あり、言には験ありければ、民|翕然として之に従いけるに、賽児また饑者には食を与え、凍者には衣を給し、賑済すること多かりしより、終に追随する者数万に及び、尊びて仏母と称し、其勢甚だ洪大となれり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
一孔を遏むるも、敵勢洪大なれば、壊頽して救ふ可からず、大勢を如何ともする能はざるを言ふ。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
しかし、天恩|洪大で、かえって芸術の奥には幽眇不測なものがあることをご諒知下された。
— 幸田露伴 『鵞鳥』 青空文庫
故に一株の樹を植うる其事は甚だ微少瑣細であるけれども、其の事の中に包含されて居る將來は、甚だ久遠洪大なもので、其の久遠洪大の結果は、實に人の心念の機微に繋つて居るものであつて、一心一念の善良なる働は、何程の福を將來に生ずるかも知れぬのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
たとへば純粹哲學を學得せんとするや、其の力を用ひる甚だ洪大ならざるを得ざるも、某哲學者を擇んで其の哲學を攻究せんとすれば、部面おのづからにして其の深きを致し易きが如き理である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
疾病の絶滅は實に希望するところであるけれども、そは洪大永遠の問題で、一朝夕にして之を論ずるも、一掬水を以て劫火に對するが如きものであるから姑く擱かう。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
作例 · 標準
神の洪大な慈悲に救われたという信者たちが、感謝を込めて教会に寄付を募った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は若くして洪大な野望を抱き、事業を拡大させるために単身海外へと渡った。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
洪大な宇宙のスケールに比べれば、人間の悩みなどちっぽけなものに感じられる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview