悲壮
ひそう
形容動詞名詞頻度ランク #27500 · 青空 763 例
標準
tragic but brave
文例 · 用例
彼の別の句愚に耐えよと窓を暗くす竹の雪 もこれとやや同想であり、生活の不遇から多少ニヒリスチックになった、悲壮な自嘲的感慨を汲むべきである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
悲壮な、痛々しい、骨の鳴るような人生が、一本の枯木を通して、蕭条たる自然の背後に拡がって行く。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それが血のように赤く鮮明に印象されることは、心の傷いた空虚の影に、悔恨の痛みを抱きながらも、悲壮な敗北の意気を感じさせずにいなかったろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
日本の歴史の恐怖時代といふべき、平家の末路から、鎌倉の執権政治にかけて、悲壮なる運命劇は、何故か東海道の河畔で演ぜられたのが多い、承久の乱に鎌倉に囚はれて、東下りの路すがら、菊川の西岸に宿つて、末路の哀歌を障子に書きつけた中御門中納言宗行卿もさうである。
— 小島烏水 『天竜川』 青空文庫
悲壮な感じにも衝たれたが、また、自分が無謀なその企てに捲き込まれる嫌な気持ちもあった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
薫の弱い消極的な諦めが、むしろ悲壮に炎天下で薫の顔を蒼く白ました。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
しかしいまになって妾はあの男を愛していたような悲壮な気もちがいたしますわ。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
マダム・レムブルグの毛深い部屋でこの陳独秀の悲壮な報告が終って、彼は自己の生涯の最後を南支那海のビイクトリア島においたのであった。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
作例 · 標準
敗北を悟りながらも最後まで戦い抜く武将の姿は、見る者の心を打つ悲壮な美しさに満ちていた。
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解散を発表するラストライブのステージで、メンバーたちは悲壮な決意を込めて最後の曲を歌い上げた。
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焼け野原となった街に立つ主人公の悲壮な表情が、映画のポスターに大きく使われていた。
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