寡人
かじん
代名詞
標準
I
文例 · 用例
此時までお定は、まだ行くとも行かぬとも言はなかつたが、兎も角も明日|決然した返事をすると言つて置いて、も一人お末といふ娘にも勸めようと言ふお八重の言葉には、お末の家が寡人だから勸めぬ方が可いと言ひ、此話は二人|限の事にすると堅く約束して別れた。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
此時まではお定は、まだ行くとも行かぬとも言はなかつたが、兎も角も明日|決然した返事をすると言つて置いて、も一人お末といふ娘にも勧めようかと言ふお八重の言葉には、お末の家が寡人だから勧めぬ方が可いと言ひ、此話は二人|限の事にすると堅く約束して別れた。
— 石川啄木 『天鵞絨』 青空文庫
民権論派はもと民選議院論に促されて起こりたるの姿あれども、これただその民権説に促されたるのみ、いわゆる寡人政府の専横というに同意したるのみ、民選議院設立を急務とするの点に至りてはこの論派あえて熱心にこれを唱道せざるがごとし。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
『陛下、寡人はこの二の褥が、あなたに仇をする二人の巨人であればよいと思ふ。
— BALTHASAR 『バルタザアル』 青空文庫
寡人は即座に其頸を※切つて御眼にかけたい。
— BALTHASAR 『バルタザアル』 青空文庫
『寡人はあなたを愛してゐるからです。
— BALTHASAR 『バルタザアル』 青空文庫
そこでバルタザアルは両腕を女王の方へのばしながら『寡人にあなたの頸に落ちた小さな羽を下さるなら、寡人は其代に寡人の王国の半を差上げる。
— BALTHASAR 『バルタザアル』 青空文庫
『寡人の名はガスパアと云ふ。
— BALTHASAR 『バルタザアル』 青空文庫
作例 · 標準
「寡人の不徳の致すところにより、民を苦しめてしまった」と王は嘆いた。
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諸侯を前に、若き君主は「寡人に力を貸してほしい」と力強く訴えた。
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古典小説の中で、皇帝が自らを寡人と称して臣下に語りかける場面がある。
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「寡人の命に従えぬと言うのか」と、威厳に満ちた声が広間に響いた。
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