一人称
いちにんしょう
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標準
first person
文例 · 用例
一人称単数現在なら hasami だからよく似ている。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
或る浅薄な解釈者は、一人称の「私」で書いた小説類を、すべて主観的文学と言っているが、もしそうした小説に於て、「私」という言葉の代りに「彼」を置き、もしくは青野三吉という他人の固有名詞を入れ換えたら、単にそれだけの文字の相違で、主観小説が直ちに客観小説に変ってくるのか?
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
汝こそわが鳥人の術を以て、身を隠すに価する者じゃ」 と、余と言ってみたり、我と言ってみたり、俺と言ってみたり、さまざまな一人称を使うところは、大方混乱している証拠と見えたが、佐助は鳥人の術に心を惹かれて、思わず、「して、その術とは……?
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
この二つの大阪弁の一人称小説を比較してみると、語り手が一方は男であり、他方は女であるという相違だけではなく、まるで同じ土地の言葉とは思えぬくらい違っているのだ。
— 織田作之助 『大阪の可能性』 青空文庫
なにしろオレは、一人称の「ボク」を物心ついてから十七の秋まで「人べんに美しい」と書き続けてきた、歩く誤字大全と呼ばれた男だ。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
それは全くつまらぬ慎しみとも云へぬほどのハニカミ見たいなもので平気になつて差支へない筈なのに、一体に、傑れた、一人称の実際の経験らしい小説に接すると、取材のあれこれの別なく、いつも何か云ひそびれるものを覚えて仕方がないのであつた。
— 牧野信一 『「樫の芽生え」を読みて』 青空文庫
前掲の三編の小説を通じて、第一人称の主人公があって、明智小五郎という素人探偵がでてくるところは、たとい無意識的であるにもせよコナン・ドイルの模倣である。
— ――特に江戸川乱歩氏に就て―― 『日本の近代的探偵小説』 青空文庫
おれは――」 とミツキイは一人称だけを日本語で太く呟くのであつた。
— ミツキイのジヨンニイ 『山男と男装の美女』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4
標準
self-reference term
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4