借用
しゃくよう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #19681 · 青空 390 例
標準
borrowing
文例 · 用例
「散文が結果的に一つのイデーの下に凝集してゐるに対し、詩は一つのイデーから出発する」といふ河上氏の言を借用するとして、その真偽如何を問はず、詩が欲しくなる時、詩人は「一つのイデーから出発」してゐるもの即ち詩に赴くのであつて、他の物へではない。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
まず英、独の両語でこれに類似するものは、ほとんど悉くフランス語の借用に基づいている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
この語は英語にもドイツ語にもそのまま借用されていて、日本ではしばしば「いき」と訳される。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
僕の論文に於ける室生君は、いつも抽象觀念として借用される、假想上のモデルみたいなものである。
— 萩原朔太郎 『悲しき決鬪』 青空文庫
徹底的物質論者である彼はそういうものを物質以外の世界から借用して来るという二元論的態度はどうしてもとれなかった。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
ことに数学を物理的現象の研究に応用する場合になると、数学は他の畑から借用して来た一つの道具であって、これをどう使うかという段になると、そこにもう使用者の個性が遠慮なく割り込んで来る。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
ズック製の旅鞄に、二枚の着換えを入れて、四冊の書物と日記帳とを加えて、手拭の類を収めると、そのほかにすることといっては、鍵のかかるところに鍵をかって、本箱の上に自分のと別にしてならべてある借用の書物を人見か柿江に頼んで返却してもらえばそれでいいのだった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
既に去る寛保年中、一時の窮を救はむため、老職の輩が才覺にて、徳川氏より金子一萬兩借用ありしほどなれば、幼君御心を惱ませ給ひ、何とか家政を改革して國の柱を建直さむ、あはれ良匠がなあれかしと、あまたある臣下等に絶えず御眼を注がれける。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
作例 · 標準
この建物は、隣接する土地を借用して建設されたものです。
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ウィキペディア
借用(しゃくよう)とは、本来他者が使っていたものを借りて用いること。以下では言語における借用について説明する。
出典: 借用 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0