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炎々

えんえん
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #36948 · 青空 225
1
標準
blazing
文例 · 用例
炎々と燃えているかがり火も美の神を祭っているとしか思えない。
九鬼周造 祇園の枝垂桜 青空文庫
「島山鳴動して猛火は炎々と右の火穴より噴き出だし火石を天空に吹きあげ、息をだにつく隙間もなく火石は島中へ降りそそぎ申し候。
太宰治 『井伏鱒二選集』後記 青空文庫
其国の徳衰え沢竭きて、内憂外患こも/″\逼り、滅亡に垂とする世には、崩じて諡られざる帝のおわす例もあれど、明の祚は其の後|猶二百五十年も続きて、此時太祖の盛徳偉業、炎々の威を揚げ、赫々の光を放ちて、天下万民を悦服せしめしばかりの後なれば、かゝる不祥の事は起るべくもあらぬ時代なり。
幸田露伴 運命 青空文庫
秀吉、家康は勿論の事、政宗にせよ、氏郷にせよ、少し前の謙信にせよ、信玄にせよ、天下麻の如くに乱れて、馬烟や鬨の声、金鼓の乱調子、焔硝の香、鉄と火の世の中に生れて来た勝れた魂魄はナマヌルな魂魄では無い、皆いずれも火の玉だましいだ、炎々烈々として已むに已まれぬ猛※を噴き出し白光を迸発させているのだ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
立處其の手足を炙るべく、炎々たる炭火を熾して、やがて、猛獸を拒ぐ用意の、山刀と斧を揮つて、あはや、其胸を開かむとなしたる處へ、神の御手の翼を擴げて、其膝、其手、其肩、其脛、狂ひまつはり、搦まつて、民子の膚を蔽うたのは、鳥ながらも心ありけむ、民子の雪車のあとを慕うて、大空を渡つて來た雁であつた。
泉鏡花 雪の翼 青空文庫
十坪の庭にトマトを植え、ちくわを食いて、洗濯に専念するも、これ天職、われとわがはらわたを破り、わが袖、炎々の焔あげつつあるも、われは嵐にさからって、王者、肩そびやかしてすすまなければならぬ、さだめを負うて生れた。
太宰治 HUMAN LOST 青空文庫
彼は暗い中で眼を開けていると、縁側の障子に真紅な焔が炎々と映った。
田中貢太郎 魔王物語 青空文庫
大きな大きな大火輪が、炎々と思ひあまつて廻転する。
北原白秋 畑の祭 青空文庫
作例 · 標準
燃え盛る炎が炎々と空を焦がした。
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炎々と燃えるたき火を囲んで歌を歌った。
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火事の炎は炎々と燃え広がり、消火活動は困難を極めた。
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