令名
れいめい
名詞
標準
good reputation
文例 · 用例
令名を当世に挙げ富貴の生活を為すは人世の最も愉快なるものに相違ないが、予の如き凡人的愉快も又云うべからざる趣味がある。
— 伊藤左千夫 『家庭小言』 青空文庫
当時米国の公使として令名のあった森有礼氏に是非米国の婦人を細君として迎えろと勤めたというのもその人だ。
— 有島武郎 『北海道に就いての印象』 青空文庫
無頼漢の数について彼が発表した推測なるものが、パリのあらゆる令名ある解剖学者たちから、でたらめで、ぜんぜん根拠のないものとして当然いい笑いものにされている、ということだけを言っておけば十分だ。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
が、落款があっても淡島椿岳が如何なる画人であるかを知るものは極めて少なく、縦令名を知っていても芸術的価値を認むるものが更にいよいよ少ないのだから、円福寺に限らず、ドコにあっても椿岳の画は粗末に扱われて児供の翫弄となり鼠の巣となって亡びてしまったのがかなり多いだろう。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
そうしたわけで、五万以上も人口のあるこの△△△市で、若杉裁判長といえば、名裁判長として令名が嘖々たるものでありました。
— 菊池寛 『若杉裁判長』 青空文庫
が、若杉さんの令名が、頂上に達した頃でしょう。
— 菊池寛 『若杉裁判長』 青空文庫
現在桑港の交通部長として令名ある Charles Goff 警部が、当時まだマテスン氏部下の一介の刑事としてこの席に列している。
— 牧逸馬 『土から手が』 青空文庫
係りの検事は夙に令名のある小塚氏だった。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若き天才ピアニストとして、世界中にその令名を轟かせている。
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不正行為が発覚し、長年築き上げてきた学者の令名は一瞬にして地に落ちた。
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父の令名を汚さぬよう、彼は何事にも誠実に取り組むことを心掛けている。
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