父系
ふけい
名詞名詞-の形容詞
標準
paternal line
文例 · 用例
それからインドで一夫多妻の家の妻と一妻多夫の家の妻とが父系統母系統の優劣について大議論したのを読んだが今ちょっと憶い出さぬ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
祖父のことは知らないが父の弟のことなどを考へて見ても、私のそれは父系の遺伝であるらしい。
— 牧野信一 『毒気』 青空文庫
」「顔は親父系統で、心は阿母系統かな!
— 牧野信一 『父の百ヶ日前後』 青空文庫
父が大酒家であるという外、父系にも母系にもこれという精神異常者はなかった。
— 小酒井不木 『二重人格者』 青空文庫
続いて人類社会の生産の様式が発達し、奴隷が出現し、財産というものが社会に存在するようになるにつれて、そのふやし手であり護り手である男の父系制度が確立してきた。
— ――結婚のモラル―― 『人間の結婚』 青空文庫
父権が重んぜられかつ階級が益々尊ばれるようになって、初めて父系の血統を神聖視する思想を生じた。
— 与謝野晶子 『私の貞操観』 青空文庫
父系の一人にモリエエルのゐることはたしかだ。
— 岸田國士 『近代劇論』 青空文庫
母方で育つて母系に織りこまれるよりも、父方で成人する父系組織の方が、前にあつた様である。
— 折口信夫 『信太妻の話』 青空文庫
作例 · 標準
王家の血筋は父系をたどって記録された。
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