自堕落
じだらく
形容動詞名詞頻度ランク #43735 · 青空 137 例
標準
self-indulgent
文例 · 用例
そして堅くなりすぎるか 自堕落になりすぎるかしなければ、 自分を保つすべがないやうな破目になります。
— 中原中也 『寒い夜の自我像』 青空文庫
一度、基督教の伝導婦を妻君に持つ、丸顔の、袴など高く穿くが何だか自堕落な感じの、植物課の教師が訪ねて行つた時、校長は、妻が酷いヒステリーなので、随分私も学校で嫌な顔をしてゐる日があるに違ひないがと話した。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
「身に覚なきはおのづから楽寝|仕り衣裳付|自堕落になりぬ。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
例えば『諸国咄』では義経やその従者の悪口棚卸しに人の臍を撚り、『一代女』には自堕落女のさまざまの暴露があり、『一代男』には美女のあら捜しがある。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
自体拙者は気に入らないので、頻りと止めてみたが、もともと強情我慢な母親、妹は我儘者、母に甘やかされて育てられ、三絃まで仕込まれて自堕落者に首尾よく成りおおせた女。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
来れる二個の眷属は三界無宿の非人にて、魔道に籍ある屠犬児、鳩槃荼、※舎闍を引従え、五尺に足らざる婦人ながら、殺気|勃々天を衝きて、右の悪鬼に襖を開けさせ、左の夜叉に燭を持たせ、栄華の空より墜落して、火宅の苦患を嘗めつつある綾子を犯す乞食お丹、自堕落の態引替えて悪魔の風采凜々たり。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
從ツて飯を食ふ、寢る、起きる、総べて生活が自堕落となツて、朝寢通すやうなこともある、此くして彼は立派な怠者となツて、其の居室までもやりツぱなしに亂雜にして置くやうになツた。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
」 銀子はその言葉に思い当たり、なまじい美しい着物なんか着て、男の機嫌を取っているよりも、これがやはり自分の性に合った仕事なのかと、生まれかわった気持で仕事に取りかかり、自堕落に過ごした日の償いをしようと、一心に働いた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫