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艶美

えんび
形容動詞名詞
1
標準
sensuously beautiful
文例 · 用例
彼女がこれ程に深刻な魅惑力を発揮し得ようとは今までに一度も想像し得なかった程で、私は思わず心の中で……妖女……妖女……浴室の中の妖女……と叫んだほどに、烈しい熱情と、めまぐるしい艶美さとをあらわしつつ私の眼の前に蔽いかかって来たのであった。
夢野久作 鉄鎚 青空文庫
一生艶美な童女で暮した女だ」 友人はこれを聴いて、君助は孤独の寂しさから、少女|病にかかつて、どの女も処女だと思ひ込むのだといつたが、君助はそれでもいゝ、結局男の望む理想の女はさうした女なのだと言ひ放つた。
岡本かの子 小町の芍薬 青空文庫
雨後の暁に見出すその艶美で無垢で而かも知性的なしどけなさ。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
奇なるかな一は侠勇を尊び、一は艶美を尚びて、各自特異の旗幟を樹てたるや。
北村透谷 徳川氏時代の平民的理想 青空文庫
その始めは、共に至粋の宿れるなり、啻だ一は之を侠勇に形成し、一は之を艶美(所謂粋)に形成したるの別あるのみ。
北村透谷 徳川氏時代の平民的理想 青空文庫
インドまた香具売り兼|幻師軽業師で歌舞乞食し行き、その妻女艶美でしばしば貴人に御目留まる賤民乾闥婆と呼ばるるあり。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
華やかな艶美な微笑だった。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
夫人の艶美な微笑も蜜のような言葉も、今は空の空なることを知った。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
作例 · 標準
舞台に現れた踊り子の、指先まで神経の行き届いた艶美な身のこなしに、観客は思わず息を呑んだ。
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夕暮れ時の紫に染まる空の下、ライトアップされた夜桜がこの世のものとは思えないほど艶美に浮かび上がっている。
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彼女が纏うシルクのドレスは、その深い赤色と相まって、大人の女性特有の艶美な魅力を引き立てていた。
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艶美(えんび) — 幻辞.com