識見
しきけん異読 しっけん
名詞頻度ランク #37927 · 青空 218 例
標準
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文例 · 用例
東洋語としての日本語の統体が欧米語によって煩わされること今日のごとく甚しい場合に、我々の日用語が大部分外来語だといって無関心をきめ込むのは識見においていささか欠けるところがありはしないだろうか。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
教養あり、識見ある、モダンとかゞ羨しい。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
そもそも初枝女史は、実に筆者の実姉にあたり、かつまた、筆者のフランス語の教師なのでありますから、筆者は、つねにその御識見にそむかざるよう、鞠躬如として、もっぱらお追従に之努めなければなりませぬ。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
識見亦高しというべし。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
そして齡の漸く老いんとするに連れて、鏡の上は隙間も無く落書を以て滿たされ、其の物に應じ象を宿す本來の虚靈の働を爲すところの明處は漸く少くなり、乃ち又|新に學問識見を吸收長育するの作用を爲す能はざるやうになるのが凡庸者の常なのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
あたかも、髑髏と、竹如意と、横笛とが、あるいは燃え、あるいは光り、あるいは照らして、各々自家識見の象徴を示せるごとくに、 そういえば――影は尖って一番長い、豆府屋の唐人笠も、この時その本領を発揮した。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
但し墨子が史佚史角の學系に出たにせよ、墨子が自家の力量識見を以て、これを墨※流に擴張し開展して、そして所謂墨家を成立たせたことは認めなければならぬ。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
そして年齢が次第に老いるにつれて、鏡の上は隙間もなく落書で満たされ、その物に応じて象を宿す本来のものを明らかに映し出す働きの明処は次第に少なくなり、新に学問識見を吸収する作用が出来なくなるのが凡人の常なのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
彼の識見は深く、そのアドバイスは常に的確だった。
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この分野で成功するには、広い識見と柔軟な思考が必要だ。
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若くしてこれほどの識見を持つとは、将来が楽しみだ。
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