既成観念
きせいかんねん
名詞
標準
ready-made ideas
文例 · 用例
エリパズはかくの如き既成観念に照してヨブの場合を見たのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
いずれもこれエリパズの抱ける既成観念の発表である。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
一様の既成観念を以てすべての場合を蔽うことは出来ない。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
第五講 ヨブ再び口を啓く第六章、七章の研究◯前にも説きし如く、エリパズらは禍は罪の結果なりとの既成観念を抱き、この観念を以てヨブの場合を判定し、以てヨブをしてその罪を認めしめんとしたのである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
徳田一穂氏の作品など、一種の既成観念から見られて、寧ろ気の毒なる評言を浴びるかのようであるが、全く冷静なる読者の眼から眺めるならば、一作毎に可成りの進展も見られ、優に一家を形成しつゝあると思はれるのである。
— 牧野信一 『浪曼的時評』 青空文庫
などと、はじめは冗談めかしく云つてゐたが、いつの間にか無気になつて、「滝本だとか、村井だとかと、これまでの名前で呼び合ふのは既成観念につきまとはれて面白くないから、これから、何か別の名称を吾々の代名詞としようぢやないか。
— 牧野信一 『南風譜』 青空文庫
然らばそんな既成観念とは関係なく晶子さんの頭に直接にひらめいた実感と見るべきである。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
そこで私は、今日、劇壇及び一般世間に通用してゐる所謂「戯曲」といふものの既成観念に対して「これからの戯曲」が、如何なる新しい道を指示するか、指示しようとしてゐるか、それだけのことを、いろいろの方面からやや具体的に列挙して見る。
— 岸田國士 『これからの戯曲』 青空文庫
作例 · 標準
彼の研究は、既成観念を打ち破る斬新なものだった。
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若者たちは、社会の既成観念にとらわれず、自由に発想する。
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既成観念に縛られていては、新しい解決策は生まれない。
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