先入見
せんにゅうけん
名詞
標準
preconception
文例 · 用例
広い正しい心は毒舌や先入見や一時の感情を超絶する。
— 種田山頭火 『最近の感想』 青空文庫
故に「主観を高調する」とは、自己の理想や主義やを掲げて、観念を強く主張することであり、逆に「主観を捨てよ」とは、そうした理想や先入見やの、すべてのイデオロギイとドグマを捨て、非我無関心の態度を以て、この「あるがままの世界」「あるがままの現実」を視よということである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
実にあの義人哲学者は、すべての俗衆的愚劣のもの、俗衆的先入見を憎悪し、これによって獄に毒死されたのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
そんな年齢の差などはお考えにならずに、私がどれほどそうなるのを望むかという熱心の度を御覧ください」 源氏がこんなに言っても、尼君のほうでは女王の幼齢なことを知らないでいるのだと思う先入見があって源氏の希望を問題にしようとはしない。
— 若紫 『源氏物語』 青空文庫
さらに進んで彼は「探偵小説にあってならぬものは長ったらしい説明、余計なことについての芸術描写、巧みにつくり上げられた性格解剖、雰囲気的先入見。
— 平林初之輔 『文芸は進化するか、その他』 青空文庫
しかし、エドガア・アラン・ポオの作品を読んで、それを低級だといい得る人はあるまいから、探偵小説に対するそうした先入見はよろしく取り払って貰いたいと思う。
— 小酒井不木 『「心理試験」序』 青空文庫
が、この先入見は、唱歌の時間にすぐ毀されてしまった。
— 大杉栄 『自叙伝』 青空文庫
本来の性質からは、それは幾何学のものよりも、一層明晰なものなのであるが、我々が感官から得た、幼時から馴された、種々なる先入見と一致せないかに見えるものから非常に注意深く、精神をできるだけ感官から引離そうと努力する人によってのみ理解せられるのである。
— 西田幾多郎 『デカルト哲学について』 青空文庫
作例 · 標準
あの映画について、何も知らないまま**先入見**だけで語るのはどうかと思う。
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彼女の個性に対する**先入見**は、初めて会った時の印象に過ぎなかった。
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「**先入見**を捨てて、物事を客観的に見てみよう」と彼は提案した。
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