放心状態
ほうしんじょうたい
名詞名詞-の形容詞
標準
being in abstraction
文例 · 用例
」 私はそのときは放心状態であった。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
片足はちんばの乞食で醜婦だが農家出らしいがっしりした骨格で何もかも諦め切ったような放心状態でいます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
着物を父親に着換えさせられてからも政枝は軽く眼を閉じて、いつまでも放心状態を続けた。
— 岡本かの子 『勝ずば』 青空文庫
断念と同時に、そして気が軽くなり、放心状態が次第に快復へ導くことも亦当然であった。
— 佐左木俊郎 『三稜鏡』 青空文庫
私もしじゅう放心状態になりがちなのでたやすく彼の気分にひきこまれてしまった。
— 『モルグ街の殺人事件』続編 『マリー・ロジェエの怪事件』 青空文庫
それはまた、同時に一つの放心状態だったとも言えるであろう。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
私は、どの位の間、さう云ふ放心状態にあつたか、とにかく、万福の父は、私がフト気がつくと、私に話しかけてゐるのであつた。
— 葉山嘉樹 『万福追想』 青空文庫
」 それは、飛行機だけでなく、マア坊の放心状態みたいな素直な姿態に就いてのひそかな感懐でもあったのだ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
作例 · 標準
第一志望の大学に落ちたと知った瞬間、彼は真っ白な顔で放心状態に陥った。
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家財道具の全てを火事で失い、被災した家族はしばらく放心状態で立ち尽くしていた。
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映画の結末があまりに衝撃的で、エンドロールが流れる間、観客は放心状態だった。
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