無光
むこう
形容詞-語幹
標準
lacking light
文例 · 用例
横額の一つは「玉不磨則無光 為速水桃子女史 駿堂書」といふ類ひのもの。
— 四幕と声のみの一場よりなる喜劇 『速水女塾』 青空文庫
川のむこうにいた女よりさきに菊ちゃんを見て知っていたような気もするのです」「まあ、いい」馬場はそう呟いて微笑んでみせたが、いきなり左手で顔をひたと覆って、嗚咽をはじめた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
ときとしては眺めているうちこどもはむこうの草木に気持を移らせ、風に揺ぐ枝葉と一つに、われを忘れてゆららに身体を弾ませていることがある。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
」といいながらつめたいガラスのマントをひらめかしてむこうへいってしまいました。
— 宮沢賢治 『いちょうの実』 青空文庫
湊はともよに気がつかないで硝子鉢をいたわり乍ら、むこう向きにそろそろ歩いていた。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
田畑ある島と知れけりあげ雲雀、これは僕の老父の句であるが、山のむこうには人家があるに相違ないと僕は思うた。
— 国木田独歩 『忘れえぬ人々』 青空文庫
それは食扶持いっさいむこう持ちで月給が七円だというのです、それでからだを動かすことはあまりないというんですから、さっそくそれに決めたのです。
— 国木田独歩 『二老人』 青空文庫
むこうには怖ろしい味方が付いているからな」と、半七は笑った。
— 鬼娘 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
深海の無光の世界には、不思議な生物が生息している。
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真っ暗な部屋は無光で、何も見えなかった。
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その洞窟は、太陽の光が全く届かない無光の場所だった。
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