カリカチュア
カリカチュア
名詞
標準
caricature
文例 · 用例
これを極端までもって行くとカリカチュアが一番正確な肖像画になる勘定である。
— 寺田寅彦 『観点と距離』 青空文庫
あるいはその点に行くとかえって日本画の似顔とかあるいは漫画のカリカチュアのほうが見込みがありそうに思われた。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
上手なカリカチュアは実物よりも以上に実物の全体を現わしているから。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
鳥羽僧正の鳥獣戯画なども当時のスポーツやいろいろの享楽生活のカリカチュアと思って見ればこの僧正はやはり一種のカメラをさげて歩いた一人であったかもしれない。
— 寺田寅彦 『カメラをさげて』 青空文庫
僕は、そう考えてくると、お世辞にいったことを真に受けて、時刻も違えず、家令を脅迫してまで、まかり出た杉浦を相手に、侯爵が否応なしに、おそらく眉をひそめながら、すっぽん料理に箸をつける光景が、滑稽なカリカチュアのように頭の中に浮んできました。
— 菊池寛 『M侯爵と写真師』 青空文庫
それは、一個のカリカチュアであった。
— 菊池寛 『恩讐の彼方に』 青空文庫
――絵といえば、このあいだ大学の運動会へ行って、里見と野々宮さんの妹のカリカチュアーをかいてやろうと思ったら、とうとう逃げられてしまった。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
いつか本誌〔『新青年』〕に訳載された誰かの作品に、ホームズのこのマンネリズムをカリカチュアライズ〔風刺〕したものがあった。
— 平林初之輔 『ホオムズの探偵法』 青空文庫
作例 · 標準
その週刊誌には、時の首相を鋭く揶揄するカリカチュアが掲載され、世論に大きな影響を与えた。
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彼は対象の内面的な滑稽さを引き出すために、あえて容貌を歪めて描くカリカチュアの技法を用いた。
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「ねえ見て、このカリカチュア! 先生の団子っ鼻がすごく誇張されていて、そっくりじゃない?」
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18世紀のフランスでは、王室の腐敗を皮肉ったカリカチュアが民衆の間で広く流通した。
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ウィキペディア
カリカチュア とは、人物の性格や特徴を際立たせるために(しばしばグロテスクな)誇張や歪曲を施した人物画(似顔絵)のこと。
出典: カリカチュア — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0