塩辛
しおから
名詞頻度ランク #39391 · 青空 88 例
標準
shiokara
文例 · 用例
獣のいのちの名残りにしてそれには淡く塩辛いのもあり、いくらか甘くて――」 といいかけたとき、女は急いで袖を自分の鼻口に当て手を差し出して止めた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
また海胆や塩辛類の含有する回生の薬物についても科学はまだ何事をも知らないであろう。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
冷い挽割飯と、大根ッ葉の味噌汁と、塩辛く煮た車輪麩と、何だか正体の分らぬ山草の塩漬の香の物ときりで、膳こそは創だらけにせよ黒塗の宗和膳とかいう奴で、御客あしらいではあるが、箸は黄色な下等の漆ぬりの竹箸で、気持の悪いものであった。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
先日も、毛唐がどんなに威張っても、この鰹の塩辛ばかりは嘗める事が出来まい、けれども僕なら、どんな洋食だって食べてみせる、と妙な自慢をして居られた。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
子供の時にきらいであった塩辛が年取ってから好きになったといって、別に子供の時代の自分に義理を立てて塩辛を割愛するにも及ばないであろう。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
父の前には見なれた徳利と、塩辛のはいった蓋物とが据えられて、父は器用な手酌で酒を飲んだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
と、その細い、幽な、空を通るかと思う雨の中に、図太い、底力のある、そして、さびのついた塩辛声を、腹の底から押出して、(ええ、ええ、ええ、伺います。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
その塩辛い幾流れかを咽喉の奥へ流し込んだ。
— 夢野久作 『怪夢』 青空文庫
作例 · 標準
居酒屋で、日本酒と共にイカの塩辛を注文した。
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彼は塩辛が大好物で、ご飯のお供によく食べる。
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塩辛の独特な風味は、好みが分かれるところだ。
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